火打山・妙高山の登山記録
火打山 | ヒウチヤマ | 標 高 | 2462m | 日本百名山 | 山 域 | 頚城山塊 |
妙高山 | ミョウコウサン | 標 高 | 2454m | 日本百名山 | 山 域 | 〃 |
登 山 記 録 | |
登山月日 | 2017年7月30日〜7月31日 |
登山経路 | 7月30日 笹ヶ峰(6:20)〜黒沢橋(7:10/7:20)〜富士見平(8:50)〜高谷池(9:50/10:00)〜火打山(11:50/12:25)〜高谷池14:00)〜茶臼山(14:30)〜黒沢池ヒュッテ(15:00) 7月31日 黒沢池ヒュッテ(5:20)〜大倉乗越(5:40)〜長助池分岐(6:20/6:30)〜妙高山(7:50/8:40)〜赤倉温泉源泉〜燕温泉(11:40) |
行動時間 | 1日目 8時間40分 2日目 6時間20分 合計 15時間 (休憩時間・ロスタイム含む) |
天 候 | 1日目 曇 2日目 晴 |
メンバー | ほろしり氏・佐々木女史 |
情 報 | |
アクセス | 笹ヶ峰まで快適観光道路 燕温泉までも舗装道路 |
トレイル |
火打山・妙高山は人気の百名山トレイルも岩ゴロ・泥濘もある 燕温泉の下りは山頂直下は鎖場 岩ゴロ泥濘の連続 |
水場・トイレ |
水は高谷池・黒沢池ヒュッテ共に煮沸が必要である 黒沢池ヒュッテの飲料水は500ml500円 長助池分岐付近で沢水取れるがその他は飲用不適 toiletは登山口と各小屋にある |
その他 | 北海道の山友も満足してくれたかな |
山行記 1日目 高谷池ヒュッテ・天狗の庭を俯瞰 天狗の庭 火打山山頂 北海道から遠征の山友萱野さんと佐々木さんとの同行登山である。早朝5時前に信濃町の道の駅で合流し、燕温泉に走って一台の車をデポした。今回は笹ヶ峰から火打山〜黒沢池〜妙高山を歩いて燕温泉ん下るコースである。 笹ヶ峰の火打山登山口は6時20分の出発した。樹林帯の木道を進むとすぐに先行した中学生の学校登山隊に追いつくと、道を譲ってくれた。黒沢池までは木道が続いていて50分で到着し、少し登って登山道脇の岩に腰を下ろして朝食を摂った。その先の十二曲がりは思ったほどの急坂でも無く快適に登りあげたが、その先の岩ゴロの急坂は泥濘もあって閉口した。遠征のお二人を先導で来たのは富士見平までであった。富士見平から黒沢山を巻く道は私が後方に回った。やはりまだ足の調子が思わしくない。笹ヶ峰からは予定通り3時間半で着いた。像直工事中のヒュッテの前で暫し休憩し、天狗の庭に向かう。今年は雪解けが遅くこの時期でも木道脇に雪渓が残り、キヌガサソウやハクサンコザクラなどが見頃であった。天狗の庭の木道を写真を取りながらゆっくりと進み小灌木の中に入って火打山を目指す。登山道脇にはヤマオダマキが咲き、コウリンカやキンポウゲ・シナノキンバイなどが斜面を黄色に染めている。下山してくる登山者が山頂で雷鳥が待っていると云うので久しぶりの雷鳥が見られるかと楽しみである。雪渓の残る雷鳥平から霧に巻かれながら急登を凌いでお二人には初めて、私は5年ぶり5度目の火打山に立った。 残念ながら展望は無し。広い山頂の一角に腰を下ろして昼食休憩を取った。期待した雷鳥も姿を見せてくれなかった。往路を写真を取りながらゆっくりと下ったが、天狗の庭や高谷池を見下ろすポイントでは幻想的に見ることができたのは幸いであった。高谷池まで下って黒沢池分岐に入り緩く登って茶臼山を踏んで今日の宿黒沢池ヒュッテには15時の到着となった。八角形の特異な造りの小屋は中も清潔であった。小屋前のベンチでビールなどを飲みながら山談義を楽しんだ。小屋飯は不評であるという事を知っていたので夕食は持参したものを食べた。飲料水は煮沸しないと吞めないという事であって、500mlのペットボトルが500円と高いのは驚きであった。日が暮れる頃になるときりさめが舞いだして小屋に逃げ込んで早めに布団に潜り込んだ。 黒沢池ヒュッテ 2017年夏 高谷池の花 2日目 長助池分岐〜400mを直登 一等三角点の北峰と最高点の南峰 岩稜の山頂・火打山方面 林道終点の登山道入口・燕温泉の登山ポスト前 黒沢池ヒュッテの夜は鼾をかく客もなく静かで快適な一夜であった。食料持参してきたのでヒュッテの朝食タイム前の5時20分には小屋を出ることができた。まずは緩く登って大倉乗越には20分で着き、ロープも下がる急坂を下って、長助池を見下ろしながら急斜面をトラバースして雪渓の残る・・沢に来た。雪渓の下部に流れる流水を1リットルほど確保し、すぐ先の長助池分岐で朝食を摂った。ここにも雪渓の残る登山道を妙高山に取り付いた。雪渓を過ぎると岩ゴロの急登が山頂まで続いていた。二人に先に行ってもらい私は自分のペースを守りながら登った。私のペースは100mを20分で登ることである。ブナ林がダケカンバに変わるころには山頂も近い。長助池から予定通り1時間20分かけて標高差400mを登りきり、祠に手を合わせて妙高山北峰に立った。 ここも5年ぶり3回目の山頂であるが、前2回ともに展望はなかったので南峰の岩稜帯は何処の山かと間違えるほどであった。昨日登った火打山や焼山・金山などの頚城山塊の展望も開けていて、今回天気に恵まれなかった北海道のお二人には良いプレゼントになったというものである。展望を楽しみながら大休止して岩稜の南峰に回った。こちらが妙高山の最高点であり3度目にして初めて踏んだ。南峰の岩稜帯を下る場所には鎖場も連続していたがそれほど危険を感じるほどでもなくやがて樹林帯に入った。樹林帯を下ると下方から中学生の団体が登って来た。更に下ると高校生の団体も登って来た。八合目の風穴、赤倉温泉口に分岐する六合目で休憩しこちらも岩ゴロの悪路を下って雪渓の残る北地獄谷に下った。そこここに硫黄州の漂う道を下り急斜面をトラバースして下りきると「称名の滝」であった。称名の滝までは谷沿いに古い石段の脇にコンクリートの遊歩道が続いていて少し下ると「光明の滝」を見ることができた。更に遊歩道を下ると「赤倉温泉源湯」の施設があった。ここで登山靴の汚れを落とし岩から染み出す清水でのどを潤した。さらに地獄谷の絶壁につけられて遊歩道を下った林道終点の登山道入り口に下り着いた。林道を20分ほど下って燕温泉には正午前の下山となった。登山ポストの近くの店でアイスクリームを口にしてすぐ下の駐車場所に下った。 笹ヶ峰に走って私の車を回収し信濃町の蕎麦屋に向かった。 上段称明の滝・下段光明の滝 |
火打山 | ヒウチヤマ | 標 高 | 2462m | 日本百名山 |
山 域 |
頚城 |
妙高山 | ミョウコウサン | 標 高 | 2454m | 日本百名山 |
山 域 |
頚城 |
登 山 記 録 | |
登山月日 | 2010年7月9日〜7月10日 |
登山経路 | 7月9日 笹ヶ峰8:00〜黒沢橋9:00〜黒沢分岐10:40〜高谷池11:40/13:10〜火打山14:40/14:50〜高谷池16:20 7月10日 高谷池6:20〜黒沢池ヒュッテ7:05/7:20〜大倉乗越7:45〜長助池分岐8:10〜妙高山9:20/9:30〜大倉乗越11:00〜黒沢池ヒュッテ11:15/11:30〜黒沢湿原〜黒沢分岐12:30〜黒沢橋13:45〜笹ヶ峰14:20 |
行動時間 | 7月9日 6時間50分 7月10日 8時間 合計 14時間50分 (休憩時間を含む) |
天 候 | 7月9日 曇・雨 7月10日 曇・晴 |
メンバー | 単独 |
情 報 |
|
アクセス | 笹ヶ峰まで舗装道路の観光道路 |
トレイル | 人気の百名山良く踏まれて入るが巨石・急坂・泥濘あり |
水場・トイレ | 各小屋と沢水随所にあるが飲用は? |
その他 | 花の時期の休日は高谷池&黒沢ヒュッテ共大満員 高谷池テント場は快適 |
山行記 第一日目
昨年に続いての火打ち山高山植物観賞登山である。 2010年高谷池の花 第二日
カッコウとホトトギスの鳴き声で高谷池テント場の夜は明けた。朝日を浴びて火打ち山が輝いていた。 先着していた燕温泉側から登ってきた単独の女性は佇んでいた。山頂写真を撮り少し休憩の後、往路を下る。急坂でひざが笑い始める。長助分岐から外輪山をトラバース、大倉乗越まで登り返すとさすがに疲労を覚えるのであった。
黒沢湿原とそこに咲く花々
|
火打山 | ヒウチヤマ | 標 高 | 2462m | 日本百名山 |
山 域 |
頚城 |
登 山 記 録 | |
登山月日 | 2012年10月21日 |
登山経路 |
笹ヶ峰6:25〜黒沢7:10〜富士見平8:35〜高谷池9:30/9:45〜天狗の庭10:00〜火打山11:15/12:20〜高谷池13:25/13:45〜黒沢15:05/15:15〜笹ヶ峰15:50 |
行動時間 | 登り 4時間50分 下り 3時間30分 合計 9時間25分 (休憩時間を含む) |
天 候 | 晴 |
メンバー | たかちゃん・rommyさん・anomaloさんご夫妻 |
情 報 |
|
アクセス | 笹ヶ峰までは快適な観光道路 |
トレイル | 黒沢までは木道が続く 妙高山分岐までは巨石の中の急坂 高谷池までは泥濘もある水平道 天狗の庭までは巨石と木道 火打山までは木道と木階段があり整備されている |
水場・トイレ | 登山口と高谷池ヒュッテにある |
その他 | 笹ヶ峰の紅葉と火打山の晩秋の佇まいを満喫できる |
山行記
火打山には3回登っているが、今回は山友とのグループ登山である。 下山も高谷池ヒュッテ・富士見平・黒沢と休憩しゆっくりと秋の火打山を楽しんだ。このメンバーでの登山はこれからも楽しみである。 |
火打山 | ヒウチヤマ | 標 高 | 2462m | 日本百名山 |
山 域 |
頚城 |
登 山 記 録 | |
登山月日 | 2009年7月04日 |
登山経路 | 笹ヶ峰7:00〜黒沢7:45〜妙高山分岐9:10〜高谷池9:50/10:00〜天狗の庭〜火打山11:20/12:05〜天狗の庭13:00/13:40〜高谷池14:10〜分岐14:50〜笹ヶ峰16:20 |
行動時間 | 登り 4時間20分 下り 3時間35分 合計 9時間20分 (休憩時間を含む) |
天 候 | 曇・霧 |
メンバー | 単独 |
情 報 |
|
アクセス | 笹ヶ峰まで舗装道路 |
トレイル | 黒沢までは木道が続く 妙高山分岐までは巨石の中の急坂 高谷池までは泥濘もある水平道 天狗の庭までは巨石と木道 火打山までは木道と木階段があり整備されている |
水場・トイレ | 登山口と高谷池ヒュッテにある |
その他 | 女性に人気の百名山 |
山行記
火打山は10年前の秋登っているが、この山塊は隣の妙高山を含めても花の時期の登山は始めてである。 やがて登山道は傾斜を増して巨石の中の道となる。「十二曲がり」と名付けられていて一気に汗が噴出す。しかし最近はこの程度の登山道は殆ど苦にならない。「十二曲がり」の標識が立つ地点でブヨが煩いので蚊取り線香に火をつけて腰にぶら下げる。 私も行動食をとりながら10分ほど休憩し、高谷池の周囲を歩いて「天狗の庭」に向かう。 二組5人ほどが休憩していたが周囲はガスの為展望はない。私も広い山頂の一角に腰を下ろして昼食休憩をとる。先日、浅草岳に登ったときに会った同年輩氏が山頂で美味そうにビールを飲んでいるのを見たので、今回はクーラーバックに冷やしたビールを持参してきた。ビールを飲みながらムスコと勤務先で知り合った女性を連れて、三人で登った10年前を回想するのであった。霧の晴れる気配はないので40分ほど滞頂して下山に掛かる。 花の名山・火打山を彩る花々
|
神奈山 | カンナサン | 標 高 | 1907m | 新潟百名山+10 | 山 域 | 頚城山塊 |
登 山 記 録 | |
登山月日 | 2022年6月4日 |
登山経路 | 関温泉スキー場7:55〜ゲレンデトップ8:45〜ブナの大木9:45〜八方睨み10:40〜神奈山11:25/12:20〜ブナの大木13:155〜ゲレンデトップ14:15/14:30〜登山口15:15 |
行動時間 | 登り 3時間30分 下り 2時間55分 合計 7時間20分 (休憩時間・ロスタイム含む) |
天 候 | 曇 |
メンバー | 小林さん水谷さんと雨宮さん・長田さん |
情 報 | |
アクセス | 関温泉スキー場まで一般道 |
トレイル | スキー場の管理道路から快適トレイルに続く |
水場・toilet | 関温泉に公衆トイレと飲料水の自販機ある |
その他 | 今回もシラネアオイの開花適期に登れた |
山行記 快適トレイルを歩いて山頂へ 登山道脇にはシラネアオイが咲き競う フデリンドウ・ツバメオモト 3年ぶりの神奈山であるが、今回は甲府の雨宮さんとそのお友達、そして小林さんとま〜こさんの急遽結成した即席パーティでの登山である。8時前に登山口に集合し、他の登山者の勧めに従ってリフト管理道路に入る。リフトの鉄塔下の藪の被さる荒れた道であったが、その道の周りはサンカヨウの群生地であった。正規登山道に出てリフトトップで一息入れた。 樹林の中の登山道に入るとよく整備された快適トレイルが続いていた。何度か横切る沢筋には雪渓の残るところも多かったがしっ かりステップが切ってあって問題はなかった。ブナの大木が茂る場所に来ると尾根に出た。雪解け直下の春の花々を眺めながら高度を上げて行くとお目当てのシラネアオイが現れ始めた。八方睨みに登りついたが周囲は霧の中で展望はなかった。八方睨みからは登山道脇にはまさにシラネアオイが咲き競っていて、今回も開花適期に来たことが嬉しかった。シラネアオイ前回の方が紫色が濃く、今年は白っぽい花弁が多かった。シラネアオイに歓声を上げ、カメラに収めながらも登山口からは3時間ほどで神奈山山頂についた。山頂の一角でランチ休憩の後稜線を少し進んでみると雪田を見ることが出来たが、前回は観られた妙高山や火打山は姿を見せることはなかったのが残念であった。先行していた「武石山岳会」にネットで知り合ったmakoさんが居て、初めて挨拶を交わすことが出来た。下山もシラネアオイやフデリンドウ・ミツバツツジなどに癒されながらゆっくりと下った。 |
神奈山 | カンナサン | 標 高 | 1907m | − | 山 域 | 妙高山・外輪山 |
登 山 記 録 | |
登山月日 | 2019年6月6日 |
登山経路 | 関スキー場登山口6:20〜ゲレンデトップ7:00/7:10〜1450m付近尾根8:20〜八方睨み9:15〜神奈山10:30/11:20〜八方睨み12:00〜尾根12:20〜ゲレンデトップ13:20/13:30〜登山口14:10 |
行動時間 | 登り 4時間10分 下り 2時間50分 合計 7時間50分 (休憩時間・ロスタイム含む) |
天 候 | 晴 |
メンバー | 水沼さん&関さんと |
情 報 | |
アクセス | スキー場まで快適山岳道路が続く |
トレイル | 尾根は急登が続くが概ねよく整備された快適トレイル |
水場・トイレ | 登山口の関温泉でtoiletと自販機ある |
その他 | シラネアオイの群生する山 下山後の関温泉もGood |
山行記 神奈山山頂 妙高山を見上げる・シラネアオイに囲まれて シラネアオイの群生で知られる神奈山である。上田市の山友水沼さんと水沼さんの会仲間の関さんと3人でシラネアオイの見ごろを迎えた神奈山を目指した。 早朝上信越自動車道を走って、関温泉のスキー学校の看板が立つ登山口を6時過ぎに出発した。スキー場のゲレンデを歩いてゲレンデトップに着いた。今は使われていないと思われるリフトの錆びた鉄塔があり、板敷きの展望台になっていた。展望台で朝食をとって樹林帯に延びる登山道に入るとサンカヨウ・ツバメオモトなどの花々が咲いていた。雪が消えたばかりの小さな沢を越えて行き小さな雪渓も2度ほど横切って行くとお目当てのシラネアオイが現れ早速撮影タイムである。登山道は「ブナの大木」の看板が立つ場所に来ると山頂に続く尾根であった。ブナの大木の根元で一息入れて、急坂の尾根を登りあげて八方睨みまで来るとシラネアオイのオンパレードになり、歓声が上がる。雪解け直後の場所には群生していてまさにシラネアオイロードの尾根歩きである。何度か腰を下ろして撮影タイムを取りながら尾根歩きを続ける。標高差100mほどの急登が3か所ほどあるがほとんど気にならないほどであった。登山口からは4時間かけて神奈山山頂に着いた。コースタイムよりは時間がかかったが撮影タイムを考えると適当な時間ではあった。山頂からは肝の切れ間に姿を現す妙高山を眺めながらのランチタイムである。小一時間ほどの山頂ステイを取って往路を下った。下りもまたシラネアオイに癒されながらの下山となった。シラネアオイがちょうど見頃神奈山であったが、私たちの他は埼玉から来た高齢夫婦一組だけの神奈山ではあった。 八方睨み・ブナの大木・ゲレンデトップと休憩もしっかりとって下山の後は、登山口にある関温泉の中村屋旅館の天然温泉源泉かけ流しの湯で汗津疲れを流した。 登山道脇はシラネアオイの群生 ミツバツツジ・フデリンドウ |