飛越・加越の山
(金剛堂山・医王山・人形山・白木峰)

日本三百名山 人形山
三ヶ辻山
ニンギョウザン
ミツガツジヤマ
標 高 1726m
1764m

山 域

飛越
登 山 記 録
登山月日 2003年9月15日
登山経路 富山県平村五箇山〜中根山荘9:30〜(ロスタイム・約40分)〜中根平登山口10:30〜宮屋敷12:20/12:35〜県境分岐13:10〜人形山13:35/13:45〜三ヶ辻山14:30/14:45〜宮屋敷15:50〜中根平〜中根山荘17:15
行動時間 登り4時間05分(人形山まで)(ロスタイム40分) 下り3時間30分 合計7時間45分(休憩時間・ロスタイム含む)
天  候
メンバー 単独

情  報

アクセス 五箇山の真ん中に「流刑の部屋」なる恐ろしげな地名の先に人形山に登る林道があった
トレイル 平均勾配の緩やかな登山道が続く
水場・トイレ 登山口の中根山荘から先になし
その他  
山行記

白木峰を下った後、利賀村から平村に回りR156を走り歴史の村五箇山に着いた。一度上平村まで行き過ぎるがすぐ気が付いて五箇山まで戻る。
五箇山の真ん中に「流刑の部屋」なる恐ろしげな地名の先に人形山に登る林道があった。
昨年初冬、金剛堂山に登って時に見た人形山は隣に聳える三ヶ辻山と並んで登高欲をそそられたので、この二つの山をセットで登らなければと思いながら中根山荘まで車を走らせた。
中根山荘から上は道路工事中で車はここまでしか入れなかった。先発したものと思われる車が5台ほど止まっていた。いくら1時間登山とはいえ既に白木峰を登ってきた後で、出発は9時半を回っていては少し焦りが出る。何も考えずに林道を進み、15分ほど到着するはずの中根平の登山口を行き過ぎてしまう。20分ほど進むとどうも道を間違えたかなと気が付き、ガイドブックを見る。急いで中根平まで戻ると15分掛かったから往復40分くらいのロスであっただろうか。
杉の枝打ちをする森林作業員に登山道を確認し、今度こそ気合いを入れて先を急ぐ。
登山道は平均勾配の一本道で宮屋敷まで続いていた。人形山・三が辻山が見える宮屋敷で昼食をとり、既に山頂踏んで下ってくる登山者を見ると更に焦りが出る。
宮屋敷からはなだらかな道を歩き、一旦鞍部に下り登りかえすと県境尾根に着いた。
2組のパーティが休憩をとっていて、すぐ右に人形山、左に三ヶ辻山が見えるとやっと安心する。まずは人形山を踏む。笹原の中で余り特徴のある山頂ではない。少し休憩を取って分岐まで戻り、三ヶ辻山を目指す。20分ほどでこちらもそれほど特徴のない山頂に着く。標高はこちらの方が40Mほど高い。
15時近くになっていて誰もいない。展望も利かない。しかし帰りの時間も読めればあわてることはない。ゆっくり休憩を取って帰路は緩い登山道をゆっくり下って17時過ぎには中根山荘に帰り着くことが出来た。

 


白木峰 シラキミネ 標 高 1596m 日本三百名山 山 域 飛越山地
登 山 記 録
登山月日 2024年6月8日
登山経路 白木峰八合目登山口〜白木峰山頂・(浮島の池)〜登山口
行動時間 登り 下り 合計 (休憩時間・ロスタイム含む) 
天 候
メンバー 「山人の会」・雨宮さん・岩下さん・井上さん・室谷さん・木沢さん
情   報
アクセス 「21世紀の森」から白木峰林道入り口までは一般道 林道は狭いながらも登山口まで舗装道路
トレイル 山頂まで続く林道もある 急登の直登ルートがよく登られているが段差の大きく荒れている
水場・トイレ toiletは八合目登山口にあるが閉鎖されていた 水場はない
その他 山頂台地は草原・湿原が広がる
山行記


八合目登山口・山頂に続く木道


山頂で記念写真


白木峰一番の見どころの浮島の池


下山後は杉ヶ平キャンプ場のコテージで懇親会


「山人の会」に山梨の雨宮さん・岩下さんを誘って白木峰登山を計画した。富山の山友室谷さんが仲間の木沢さんと案内役を買って出てくれ、石川県の旧知の井上さんも参加となった。下山後は白木峰山麓の杉ゖ平キャンプ場のコテージで懇親会付きである。
コテージに荷物をデポして、1週間前に冬季閉鎖解除された白木峰林道に入った。狭いながらも八合目登山口まで舗装されて林道を快適に走ることが出来た。すでに午後の時間で下山していった車も多く駐車場は余裕で止められた。登山口から先にも林道が延びていたがゲートで封鎖されていた。
直登コースに入ると木製の階段などが設置されてはいるが、登山道は崩壊が激しく洗堀も進んでいて、大きな段差が随所に現れて、荒れた登山道である。それでも2回ほど山頂に延びる林道を横切って、草原の中木道が設置された白木峰山頂には1時間で登りつくことができた。20年も前に登っているが当然記憶にはない白木峰山頂である。同行者と登頂記念撮影の後、地元の室谷さんの勧めで草原の先に延びる木道を歩いて「浮島の池」まで足を延ばした。小さな池塘の畔にはワタスゲが美しかった。もう1週間もすればニッコウキスゲが黄色に染めるという草原であるが乾燥化が進んでいるようであった。山頂に戻って下山は林道わきの山菜採取しながら登山口に下った。
下山後はコテージで夕飯の支度をしてくれる女性を残して21世紀の森にある大長谷温泉で汗を流した。そしてコテージに戻って採取してきた山菜料理や持ち寄った副食を肴に宴会である。ホスト役の富山組のおかげで楽しい宴会を楽しむことができた。


日本三百名山 白木峰 シラキミネ 標 高 1596m

山 域

飛越
登 山 記 録
登山月日 2003年9月15日
登山経路 富山県八尾町21世紀の森〜林道終点6:00〜山頂6:40/7:00〜林道終点7:20
行動時間 登り40分 下り20分 合計1時間20分(休憩時間含む)
天  候
メンバー 単独

情  報

アクセス 21世紀の森から舗装された林道終点まで
トレイル 急坂もわずかの距離
水場・トイレ 水場なし トイレは林道終点にある
その他  
山行記

八尾の駅前に深夜の1時過ぎに到着した。コンビニで大長谷への道を確認して深夜の山道を超えて21世紀の森には2時に着いた。駐車場に車を止めてビールを一息で飲んで仮眠をとる。
薄明るくなると目が覚めて、登山口に続く林道を慎重に走る。登山口にはゲートがあって林道はその先まで続いているようだ。山頂まで40分コースでも一応支度をして出発する。
いきなりの急坂であるが木製の階段もあって苦もなく上れる。林道を2回ほどショートカットすると、あっという間に笹原の山頂に到着した。素晴らしい山名と北アルプスの好展望台で知られる白木峰も、ガスが掛かっていてはその片鱗も伺い知ることは出来ない。山頂で朝食をとって急ぎ下って20分で駐車場に着いた。


金剛堂山 コンゴウドウザン 標 高 1650m 日本二百名山 山 域 飛越国境
登 山 記 録
登山月日 2024年6月9日
登山経路 南砺市利賀村栃谷登山口6:50〜片折岳8:30〜金剛堂山山頂(前金剛)10:00/10:10〜片折岳11:30/11:45〜登山口13:05
行動時間 登り 3時間10分 下り 2時間55分 合計 6時間15分 (休憩時間・ロスタイム含む) 
天 候
メンバー 「山人の会」+雨宮さん・岩下さん 富山の木沢さん
情   報
アクセス 栃谷登山口まで一般道
トレイル 階段などもあるが概ねよく踏まれた快適トレイル
水場・トイレ 登山口にtoilet・水道ある
その他 金剛堂山の山頂は前金剛
山行記


栃谷登山口・ブナの森を行く


山頂までの中間点片折岳・癒しのトレイルが続く


金剛堂山山頂の前金剛にて


前金剛の一等三角点・中金剛〜奥金剛への稜線




白木峰山麓の杉ヶ峰キャンプ場から金剛堂山登山口の利賀村栃谷までは1時間を要した。立派なトイレもある登山口は広い駐車場である。
木澤さんの先導で登山道に入った。樹林の中緩く登って小沢を徒渉して本格的登山道になる。急坂にジグザグ切った登山道は木製階段などもあって快適に歩くことができた。ブナ林が美しい中緩急を繰り返しながら高度を上げて、中間点の片折岳には1時間40分で着くことができた。片折岳からは一旦50mほど高度を下げて風が強くなった中登り返して行く。最後は根曲り竹と小灌木の中に切られた登山道を登りきって一等三角点の前金剛に着いた。登山口からは3時間10分のコースタイム通りで登れたことがうれしかった。金剛堂山山頂はここ一等三角点の前金剛で、大きな社殿に山頂標識が掲げられてあった。その先にの延びる登山道の先には金剛堂山最高点の中金剛、。さらにその奥には奥金剛が見え、ほとんどの登山者はそこに足を延ばしていた。前金剛では山頂を写真に撮るだけの10分ほど滞頂で下山した。下山は根曲がりタケノコを採取しながら下り、途中片折岳でランチ休憩取ったので登りと変わらぬ時間であった。


日本二百名山 金剛堂山 コンゴウドウザン 標 高 1650m

山 域

飛越
登 山 記 録
登山月日 2002年11月23日
登山経路 栃谷登山口9:30〜2キロ標識11:10〜山頂12:35/13:15〜登山口15:10
行動時間 登り3時間05分 下り1時間55分 合計5時間40分(休憩時間含む)
天  候 快晴
メンバー 単独

情  報

アクセス スノーバレー利賀スキー場への道からわずかに進む
トレイル 新雪踏んでトレースを追う
水場・トイレ  ー
その他  ー
山行記

 
前金剛から中金剛そして人形山方面を望む

風の盆で有名な越中八尾町を抜けて、山間部の大長谷のはずれで仮眠を取る。
絶好の快晴で、今日は白木峰を目指そうとして21世紀の森から林道に入る。途中から雪道に変わり標高900M地点で雪が多くなり車両通行不能となる。車を停めて麓から伸びる雪の登山道に入るが30分ほど歩くと目印も踏み跡もなくなり白木峰の登頂は諦めて引き返す。
谷を隔てた対岸には金剛堂山と思しき白い峰が朝日に輝いていた。

今日の山登りは無理かなと悲観的になりながら、R471を栃折峠を越えて利賀村に入る。
金剛堂山の登山口の確認だけでもと思い上百瀬の集落を抜けて登山口まで走る。スノーバレー利賀スキー場への道からわずかに進むと金剛堂山登山口に到着した。9時を少し回った時間で先行者と思しき車が5台ほど止まっていて、これから登ろうと支度をしているものも見れば、救われた気持ちになる。ここから3時間半の行程を確認すると急いで支度をして先行者の後を追う。
栃谷沢を登って30分も歩くと尾根道になる。徐々に雪の量も多くなって、つぼ足では少しトレースをはずすと膝までもぐりこむ。ラッセルしている先行者の苦労が分かるというものだ。登山口から1キロおきに標識が立てられていて、これが大体30分の所用タイムであり、先も読め気が楽になる。1300mの最初のピークを越えると、目指す雪に覆われて真っ白な金剛堂山の全容が開けてきた。雪の深さは更にまして何度も足をとられる。先行者はカンジキを履いているのが良く分かる。
谷を隔てた左側は利賀スキー場のゲレンデであるが、まだリフトの準備も整っていなくて、この早い雪に戸惑っているようだ。白木峰からの疲れもあって、なかなか足が進まないが一歩一歩前に進む。振り返れば三ヶ辻山・人形山の後方に奥越の山々が真っ白に輝いている。
前方に北アルプスが開けてくると、わずかに登れば前金剛堂山の山頂に到着した。
祠が見えるが一等三角点があるというがみんな雪の下で積雪量は1Mというところであろうか。金剛堂山の最高点、中金剛への道は真っ白でトレースも見えるが、今日の7人の先行者は皆がここで休んでいた。金剛堂山の山頂はここ前金剛であることを確認して一安心である。
剣岳から穂高連峰、乗鞍岳・御嶽山と伸びる北アルプスの全容が真っ青な空の下に見えてまさに感動のひと時である。後方には白山連峰が、これも北アルプスに負けない雄姿を見せている。
飛越国境の山々に圧倒されながら、これから何度ここに来なければあの峰峰を登りつくすことが出来るのだろうかと不安になるのである。
軽食と写真撮影をして45分の山頂スティの後、帰りも雪に足を取られ一人歓声を上げながら、上百瀬の登山口に下った。

 


日本三百名山 医王山 イオウゼン 標 高 939m

山 域

加越
登 山 記 録
登山月日 2002年11月24日
登山経路 夕霧峠登山口7:50〜山頂8:10/8:30〜夕霧峠8:50
行動時間 登り 下り 合計(休憩時間含む)
天  候
メンバー 単独

情  報

アクセス 富山県福光町から金沢市に伸びる峠が夕霧峠である
トレイル 夕霧峠からはわずかな距離
水場・トイレ なし
その他  
山行記

 

金沢平野と砺波平野を分けるのが医王山である。里山の雰囲気が漂うが、富山県福光町側からはスキー場開発されていて自然は見る影もない。
スキー場の中の道を夕霧峠に走ると山頂まではわずかの時間であった。昨日登った金剛堂山や人形山はすぐそこに見えるが北アルプスは随分と遠くになって見えるのである。期待した笈ヶ岳やその連峰は少しガスっていてきれいには見えない。
砺波平野ももやっているが金沢平野はくっきりと見える。朝日の登るのを見に来たであろうか若者が歓声を上げていた。

 

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