御在所岳 ゴザイショダケ 標 高 1212m 日本の山1000 山 域 鈴鹿
国見岳 クニミダケ 標 高 1170m 日本の山1000 山 域 鈴鹿
雨乞岳 アマゴイダケ 標 高 1238m 日本の山1000 山 域 鈴鹿
登 山 記 録
登山月日 2014年10月18日
登山経路 武平峠西口6:05〜クラ谷分岐7:00〜東雨乞岳8:00〜雨乞岳8:20/8:40〜杉峠9:00〜佐目峠〜イブネ北端〜小峠〜神崎川徒渉〜コクイ谷合流地点〜上水晶谷分岐11:50/12:05〜国見岳13:35〜国見峠13:50〜御在所岳14:20/14:30〜武平峠西口15:15
行動時間 合計 9時間10分 (休憩時間・ロスタイム含む) 
天 候
メンバー 単独
情   報
アクセス 武平峠トンネルは鈴鹿スカイラインの最高所
トレイル 武平峠〜雨乞岳一般登山道 雨乞岳〜杉峠〜国見岳はバリエーションルート 国見岳〜御在所岳〜武平峠は一般登山道
水場・トイレ 水場は山中随所で取れる トイレは御在所岳山頂以外には登山口にもない
その他 杉峠からイブネに回ったのは間違い
山行記
鈴鹿スカイラインの武平峠トンネル西口に車をつけた。後続の車も同時到着であった。当初は武平峠から雨乞岳をピストンし、時間があったら御在所岳・国見岳に登り返そうと思ったが、昨夜ネットで見た雨乞い岳から杉峠に回り、上水晶谷から国見峠に登りかえして国見岳・御在所岳を周回するコースに変更した。少し厳しいコースであるので夜明けを待って登山道に入った。登山道は緩く山腹を巻いていてなかなか高度を上げない。クラ谷分岐まで1時間ほど歩き、七人山分岐まで来るとようやく東雨乞岳への急坂になった。しかし長い時間でなく東雨乞岳には登山口から2時間で着いた。草原の先に雨乞岳が初めて姿を現した。右側には谷を隔てて杉峠からイブネの草原の尾根が見える。


東雨乞岳から見る雨乞岳・雨乞岳から見る国見岳・御在所岳・鎌ヶ岳

東雨乞い岳から少し下って登りかえすと雨乞い岳山頂である。振り返ると東雨乞い岳の先に国見岳・御在所岳・鎌ヶ岳などが良く見える。山頂で展望を楽しみながら朝食をとった後、杉峠への道に入ったが標識はなかった。少し岩場もある道から樹林の急坂を下りつくと伊賀から甲賀に抜ける古道の杉峠に着いた。ここから神崎川の源流を沢沿いに下れば鉱山跡を見ながら、上水晶谷に下れるのだが、地図もガイドもないままに「タイジョウ」への案内看板を追った。しばらく進むと佐目峠との分岐になり分岐をやり過ごして少し進んだが、分岐に戻って佐目峠の道に入る。佐目峠は分岐のすぐ先であって、草原のイブネに登りかえしていた。雨乞岳・東雨乞岳を右後ろに見ながら草原を進むと「イブネ北端」の小さなプレートが下がっていて「クラシ」への分岐になっていた。


雨乞岳山頂と杉峠

クラシへの道を分けて、赤布が下がる踏み跡薄い右に下る尾根に入る。しばらくは赤布も続いていたが見失うことも多くなる頃、下から登って来る登山者がいた。私は「国見岳を目指している」というとこの先の小峠〜上水晶谷への道を親切に教えてくれた。この辺りの道に精通した地元登山者である。そのまま教えられたとおりに下ったつもりであるが、チェックポイントともいえる「小峠」には出ない。2度ほど道迷いして、30分以上は山中彷徨したが、崩壊地のわきに出て神崎川の左岸に出た。赤布を追って対岸に渡ると杉峠から下ってくる道に出たが、まだ自分がどこを歩いているのか見当がつかなかった。

神崎川右岸に付いた細い道を下ってゆくと、コクイ谷合流地点で神崎川を2度ほど徒渉しする。再び右岸の道を下ると「根ノ平峠」分岐の看板が立っていて看板を見ると、この先に国見峠に登る分岐も表示されていた。ようやく国見峠から国見岳への正規ルートに乗ったことを知り一安心である。分岐を根の平峠付近に進むと2人組の登山者と行き交う。国見峠から下ってきた登山者で、「この先の分岐からは国見峠までは赤布を見失ったら大変な目に合う」と教えてくれた。


根ノ平峠・国見峠への分岐看板

すぐ先の上水晶谷を徒渉すると、国見峠への分岐看板があったが、その先に赤布が見つからない。何度か行き来し赤布を探し国見峠を目指すが再び見失う。上水晶谷で渓流釣りをする者がいたので声かけると、「この沢沿いを外さないように赤布・赤ペンキを追えば、国見峠から御在所岳に1時間もあれば登りつく」と教えてくれた。

しかしその先にも赤布を追ったが見落としてしまいトラバースをしながら行きつ戻りつを繰り返し高度をを上げてゆく。藪が薄いのが救いではあった。結局上水晶谷とは随分と離れた左側の尾根に登りつくと、顕著な踏み跡がついていて。国見岳を挟んで反対側の尾根に出たことを実感した。尾根を外さないように登りあげてゆくと大きな岩場に出て国見岳山頂が望まれるようになる。山頂稜線になるとしっかりした登山道になっていた。根ノ平峠からの登山道である。渓流釣氏の言うとおりに歩けば1時間で登りついたと思われる国見岳であるが、30分ほど余計にかかっての国見岳であってそれほどロスしたとは思えなかった。


国見岳山頂と眼下に広がる三重県側

国見岳山頂の岩場には先行したものが眼下に三重県側を見ながら休憩中であった。山頂標識をカメラに収めた後は、国見峠に下る。峠付近は御在所岳への登山道が合わさっていて登山者でにぎわっていた。国見峠の標識を見ると、上水晶谷に下る案内もあったので、結構利用する登山者は居るものと思う。それにしては下部の水晶谷付近の道が不鮮明である。


御在所岳山頂

国見峠からは一般登山道をロープウェイ駅近くに登り、ロープウェイ利用者でにぎわう山頂公園を10分ほど歩いて、御在所岳に着いた。一等三角点の御在所岳ではあるがとても山頂という雰囲気はなく観光地である。しばし休憩した後、武平峠への道に入り、岩場を慎重に下って、武平トンネル西口に着いた。


武平峠西口から御在所岳を見る

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