富士山周辺の山 
(釈迦が岳・黒岳・王岳・愛鷹山・御正体山・三ツ峠山)

釈迦ガ岳 シャカガタケ 標 高 1641m 日本の山1000

山 域

御坂山地
登 山 記 録
登山月日 2006年12月10日
登山経路 芦川村どんべい峠14:10〜府駒山14:28〜釈迦ガ岳14:50/15:00〜どんべい峠15:35
行動時間 登り40分 下り35分 合計1時間25分(休憩時間を含む)
天  候
メンバー 単独

情  報

アクセス どんべい峠まで舗装道路
トレイル 殆ど水平に近い登山道で歩きやすい
水場・トイレ どんべい峠までの林道の途中に公衆トイレある
その他 甲府盆地一帯が見渡せる好展望台

山行記


山頂(後方は御坂黒岳)からは甲府盆地が良く見える

2002年の師走に黒岳に登ったときに来た芦川村のどんべい峠に車をつける。黒岳登山の思い出がよみがえるがゆっくりもしていられない。4年前の黒岳の際も午後2時近い登り始めであったが、今日は2時を廻っての登山である。いくら片道1時間のコースとはいえこの一番日が短い時期の午後2時過ぎの登山は少々無謀と言うものである。
カメラと水おにぎりの入ったデイパックをかついで登山道に入る。釈迦ガ岳の鋭い峰が傾きかけた冬の日を浴びて黒くシルエットを映し出している。真っ直ぐ伸びた尾根道をどんどん進む。小潅木のトレイルは葉を落として見とうしも良い。中間点の府駒山には20分でつくと少し余裕が出る。その先も小さなアップダウンを超えて一気に岩稜の釈迦ガ岳に取り付く。岩稜は少しは手ごわいかなと思ったが、ロープも下げられていて糸も簡単に山頂に立つことが出来た。どんべい峠の所要時間は40分であった。
少し汗をかいたので山頂から甲府盆地を眺めながらおにぎりをほうばり、休憩する。午前中王岳から見た富士山は雲の中に隠れてしまっていた。
帰りも急ぎ足で下りこれも35分でどんべい峠に戻ることが出来た。4年前の記録を見ながらのレポートであるが同時刻のどんべい峠であることに少しの驚きを感じるのである。


黒岳(御坂) クロダケ 標 高 1793m 日本の山1000 山 域 御坂山塊
登 山 記 録
登山月日 2015年12月14日
登山経路 スズラン畑駐車場〜林道分岐9:05〜スズラン峠〜黒岳10:40/12:35〜林道分岐13:50
行動時間 登り 下り 合計 4時間45分 (休憩時間・ロスタイム含む) 
天 候
メンバー 山梨県の山友
情   報
アクセス 芦川からどんべい峠に続く舗装道路の林道
トレイル 林道から緩い登山道が続く
水場・トイレ スズラン群生地の駐車場にトイレあるが冬季は閉鎖 飲料は芦川の農産物直売所で
その他 黒岳への最短登山道 2015年の山友との忘年登山
山行記



上芦川の農産物直売所に8時半の集合である。この時期周辺の公衆トイレは軒並み冬季閉鎖中であったが、8時には直売所の係員がトイレを開けてくれたのは助かった。それぞれの車でスズラン群生地の駐車場世に向い、2台の車で2キロほどどんべい峠に向かった。どんべい峠の手前で下山時下ってくる道路脇の駐車スペースに車を停めた。水が尾林道を10分ほど歩いて登山道に入る。今日も先導は最長老もSさんである。少々怪しい天気だが師走とは思えない暖かな陽気の中40分ほどでs稜線のスズラン峠に着き一息いれる。時々は急登も現れる尾根を登り切って周囲にガスのかかる一等三角点峰黒岳山頂に着いた。

シートを広げ昼食の準備が始まる。リーダーAさん今年はおでんを用意してくれた。またメンバーの皆さんそれぞれ持ち寄った手料理が広がり昼食をとりながらの山自慢山談義が始まった。後期高齢者に足を入れた皆さんだがまだまだ元気いっぱい意気軒昂である。2時間ほどの休憩の後集合写真を撮って下山にかかる。すぐ先の富士山展望台に足を延ばしてみたが富士山も河口湖も霧の中であった。下山はどんべい峠からの道に回り雑木林の中駐車場所の林道にゆっくりと下った。

また来年、元気にお会いしたいものだと挨拶してお別れした。




日本三百名山 黒岳 クロダケ 標 高 1793m

山 域

御坂山地
登 山 記 録
登山月日 2002年12月18日
登山経路 上芦川日向峠(どんべえ峠)13:40〜黒岳山頂14:35/15:05〜日向峠15:40
行動時間 登り1時間05分 下り45分 合計2時間(休憩時間含む)
天  候
メンバー 単独

情  報

アクセス 日向峠までは舗装道路
トレイル 山頂まで快適なトレイルが続く
水場・トイレ なし
その他 裏道登山道

山行記

 
芦川村上芦川から見る黒岳と河口湖を挟んで西日を浴びる富士山

毛無山で空振りに終わった富士山に失望し、河口湖畔まで廻ると雲の切れ間に富士山が顔を出している。
河口湖まで来れば山に登らなくても富士山は目の前であるが、やはり何もさえぎるもののない山頂から富士山を見てみたいという気持ちが起きるのである。
御坂トンネルの登山口についたのが12時半過ぎで、これから往復4時間を考えると、この日の短い時期に下山は暗くなってしまうことを覚悟する。
ガイドブックを開いて短縮口を探すと、上芦川からの道が近いことを知り、急いで御坂トンネルを下る。八代町から芦川村に入るには一旦甲府盆地に下らなければならず、更に鳥坂トンネルを抜けて芦川村に入るまでには1時間近くの時間がかかってしまった。「これでは御坂トンネル登山口から登っても同じだな」と苦笑しながら上芦川の林道を日向峠に向かう。左側に釈迦ヶ岳の鋭い山頂が見えてくると「どんべい峠」とかかれた日向峠で、ゲートが締まっていた。
左に「釈迦ヶ岳迄65分」、右に「黒岳迄90分」の案内看板が下がっている。時計を見ると13時半を廻っている。「御坂トンネルから登っても時間は変わらなかったかなー」と考えるが「まーいいや」という気持ちで黒岳を目指す。ブナとコナラの登山道はわずかに雪を被っている。三つ峠の鉄塔が見えてくると御坂トンネルの排気ファンの音が無粋に聞こえてくる。少しばかりの急坂を上って頂上直下で狩猟パトロールの3人と出会う。
1時間もかからずにここも一等三角点の山頂に到着した。樹林で展望が今ひとつの山頂には「200m先に河口湖と富士山展望台」の看板があり、急いで廻る。
眼前には待望の富士山が山頂に少し雲を被って西日を浴びて光っていた。少しもやっているが十分な展望で満足である。三つ峠・愛鷹山・御正体山そして午前中の毛無山と今年富士山周辺の山に来て始めてしっかりと見る富士山である。河口湖の向こうにどっしりとしたその雄姿をカメラに収めた。この山頂も独り占めであった。往路をゆっくり下って往復2時間(滞頂30分含む)の黒岳であった。


王岳 オウダケ 標 高 1523m 日本の山1000

山 域

御坂山地
登 山 記 録
登山月日 2006年12月10日
登山経路 根場登山口7:30〜鬼ガ岳9:40〜鍵掛峠10:25〜王岳11:20/11:40〜鍵掛峠12:30〜水場12:50〜西湖いやしの村13:05〜登山口13:15
行動時間 登り(鬼ガ岳経由)3時間50分 下り(鍵掛峠から下山)1時間45分 合計5時間45分(休憩時間を含む)
天  候 ガス/晴
メンバー 単独

情  報

アクセス 根場民宿村までは湖北ビューライン
トレイル 鬼ガ岳登山道もよく整備されている
水場・トイレ 登山口の駐車場にある
その他 この時期富士山は逆光になる

山行記


王岳山頂と踏んできた鬼ガ岳方面


山頂から見る西湖と山麓から見る王岳


天気は良かったが逆光の富士山

登山口の西湖湖岸の根場(ネンバ)民宿村に7時には着いた。周囲の山々はガスに包まれていて後方の富士山はもとより、目指す王岳がある御坂山地も山頂は姿を見せていない。民宿村の中央部にある駐車場の前に「鬼ガ岳・十二が岳登山道入口」看板があった。王岳や鍵掛峠の案内がないのに少し首をひねりながらも、鍵掛峠に至る道であることを疑うことなく川沿いの登山道に入る。
二つ目の大きな砂防堰堤の下部に「雪頭ガ岳・鬼ガ岳」の案内が出ていた。ここで本当に鍵掛峠への道なのか少し疑問に思うが、そのままヒノキの造林地に入り、ぐんぐんと高度を稼ぐ。1時間ほどでヒノキ林を過ぎても目標の水場が現れない。「どうやら道を間違えたかな」と思うがそのまま進んで尾根道に着く。ガイドブックを開いてもこの登山道は載っていない。「マー間違えても大したことはないだろう」と思いながら、雑木林の急坂の尾根道を汗を滴らせながら登る。登りついた稜線が雪頭ガ岳であって、少し稜線を左に進むと鬼ガ岳山頂であった。
「やはり間違えてしまったか」とがっくり来るのであったが、案内看板に初めて鍵掛峠を確認できて安心する。「40分のロスタイムならまーいいか」と言う気持ちに切り替える。
鍵掛峠へは稜線の急坂を転げ落ちるように下る。そしてその先からはアップダウンを繰り返しながら王岳に近づいてゆく。このころになるとガスも完全に晴れて、進行方向右手には真っ白な南アルプスの峰・左側には富士山がくっきりと姿を現している。この素晴らしい景色の稜線漫歩を楽しみながら鍵掛峠から50分ほどで王岳山頂に着いた。山頂には先着10名くらいのパーティが富士山を眺めながら寛いでいた。
私は道を間違え、鬼ガ岳を登ってここまできたことを話すと「すごい足をしている」と持ち上げられて満更でもない気分になるのであった。
逆光の富士山はカメラにうまく収まらない。それでも何枚もシャッターを押して名残を惜しみながら鍵掛峠に戻る。鍵掛峠からは根場に戻る道に入り、走るように下って40分で駐車場に戻った。


日本二百名山 御正体山 ミショウタイヤマ 標 高 1682m

山 域

富士山周辺
登 山 記 録
登山月日 2002年4月27日
登山経路 三輪神社〜中河原橋8:10〜鹿留分岐〜御正体山頂10:30/10:50 〜中河原橋12:30
行動時間 登り2時間20分 下り1時間40分 合計(休憩時間含む)
天  候
メンバー 単独

情  報

アクセス 登山口まで舗装路
トレイル 急坂が続く
水場・トイレ 登山口から先になし
その他  

山行記


一等三角点の御正体山頂

型連休の初日、朝5時過ぎに川越を出てもR16、そして中央高速はすでに渋滞の始まりであった。11年半単身赴任した川越のアパートも引き払い、更に会社の退職も決定して少し複雑な気持ちではあるが、山に登れると言う楽しみは、少々のスランプは吹き飛ばしてくれると言うものだ。
都留ICで下り、コンビニで軽食を仕入れて登山口の道順を尋ねるが、色よい返事がなく心もとない。何しろ今日は案内書も地図も何もなくあてずっぽうで出かけてきてしまたのである。道志方面へと言う案内に従い、15分も車で走れば三輪神社の御正体山入り口の看板が見えて一安心である。林道と思しき道を行くと2件の別荘があり、それから先は車は無理と思い、少し戻って駐車する。
林道を15分ほど歩くと鬱蒼とした杉木立の登山道となる。林の中が適度に湿っていて息をするのが気持ちが良い。仏が沢を渡って、芽吹いたばかりの林は更に気持ちが良いトレイルであるが、鹿留までの直下は傾斜がきつく、ロープも張ってある。これはこの山は初心者が多いせいであろうかと推測する。
鹿留分岐に着けば富士山が目の前にお出迎いである。しかしこの時期すっきりした姿を見るのは難しいのだろうか霞んでいる。下からガスが上昇気流の乗って上がってきているのが分かるので、取り敢えず写真に納めたがこれが正解であって、もうその後富士山を写真にとるチャンスはなかった。
良く整備された登山道を更に30分も進むと、展望の利かない一等三角点の御正体山頂についた。
頂上には山中湖側からと、道志側からの道も通じており、10人ほどが柔らかく芽吹いばかりの中、春の陽射しを浴びて休んでいた。写真を撮り、軽食を取りながら20分程休んだあと、往路を下った。
富士山はガスで顔を隠したままであった。ことし3回の富士山周辺の山であったがすっきりした姿を見ることが出来ずに又、次の機会へ楽しみを残した。


日本二百名山 愛鷹連峰
越前岳
エチゼンダケ 標 高 1504m

山 域

富士山周辺
登 山 記 録
登山月日 2003年2月22日
登山経路 十里木登山口5:45〜眺め岩6:30〜勢子辻分岐〜越前岳山頂7:25/7:40〜十里木9:00
行動時間 登り1時間40分 下り1時間20分 合計3時間15分(休憩時間含む)
天  候  
メンバー  

情  報

アクセス 十里木登山口に大きな駐車場有
トレイル 初めはカヤトの中、後は雑木林の急とが続く
水場・トイレ 両方とも登山口にある
その他 富士山の眺めは抜群

山行記

 

富士山裾野が一番美しく見える愛鷹連峰の最高峰が越前岳である。昨年3月に沼津から愛鷹山に登っているのでつい最近まで愛鷹山は登頂済みと思っていた。ところがあるページを見て、私の大いなる勘違いであることに気づいたのである。愛鷹連峰は越前岳から位牌岳を経て沼津の愛鷹山に連なる連峰で、一番低い愛鷹山に登って登頂済みでは恥ずかしい限りであり、急いで登らなければと思っていた。
箱根の駒ヶ岳から眺める越前岳は裾野を挟んで富士山と向き合っている。箱根から十里木高原に回って登山口で仮眠をとる。富士山の懐に抱かれ静かな夜が更けてゆく・・・・・・。
夜も明けない5時に1台の車が到着して出かける様子である。寝ぼけ眼をこすっていると闇夜に懐中電灯が光る。どうやら山頂で夜明けの富士山の写真でも撮るために出かけたのだろうかと推測する。つられるように私も車から降りて冷気の中で支度を始める。5時40分には登山道に入るがうっすらとした夜明けの光でランプをつけなくても前に進める。階段状の登山道を進んで展望台に着く頃には大分明るくなって、後方に大きな富士山の影を感じるようになる。電波塔を越えて茅との中を馬の背へ。更に登って眺め岩迄くると早朝ランプをつけて登っていった二人連れと合う。もう頂上を踏んできたというのだがいくら何でも早すぎると首を傾げる。眺め岩で休憩をとる。夜は完全に明けたがガスが掛かっていて後方の富士山も裾野の方面は見えても冠雪した上部は見えない。1200mを越えるあたりから登山道は凍結していてアイゼンが欲しいほどである。ここの樹相は2次造林であろうかブナの幼木が目立つ。登山口から1時間40分掛けて7時半霧氷が美しい山頂に到着した。
乳白色のガスの中では期待した展望は開けなかったが愛鷹連峰の最高峰を踏んだ充実感と共に、早朝7時半に山頂を踏んでいる自分になんだか不思議な気持ちになるのであった。
待っても晴れる当てはないし、昨日からの強行登山で疲れを感じていて山頂写真を収めた後滑りやすい凍結した登山道を慎重に下った。

愛鷹山(1,183m)

    

登山月日  2002年3月21日
天候     曇
登山経路  愛鷹ゴルフ場6:15〜一番上の林道7:17〜愛鷹山山頂8:15/8:40〜
        愛鷹ゴルフ場10:00

 3月1日に富士山を見ようと沼津まで出かけたが、生憎の天候で愛鷹山をあきらめて三つ峠山に変更し、そこでも富士山との対面を果たせずに苦い思いをした。
春も本番になると、雪も消え更に霞がかかり、すっきりした富士山を見ることが段々難しくなる。あれからまだ20日しか経っていないが、富士山との対面を果たしに、3月20日の深夜R・16、R・246を経由して沼津を目指した。
早朝4時過ぎに沼津に到着、深夜営業のレストランで朝食をとり、夜明けを沼津駅で迎えた。今日はお彼岸の中日で20日前に比べると、夜明けも随分と早くなったことを実感する。
沼津の町から見上げる愛鷹山は小高い丘のようで、その向こうに聳える富士山はまだ夜明け前ではっきりとは姿を現してはいない。
まだ誰もいない愛鷹ゴルフ場の脇を通り抜け行き止まりまで進み、「駐車ご遠慮下さい」の看板を無視して駐車。駿河湾沿いの朝は温かい、雉がケンケーンと元気な鳴き声で迎えてくれた。
カメラと軽食と雨具の入ったディパックを担いで6時過ぎに出発。
笹とヒノキの植林の中のトレイルはまさに里山の雰囲気である。3回目の林道を横断し、来た道を振り返ると駿河湾の展望も開けてくるが、春霞で良くは見えない。更に40分も登り樹林が切れると、左方面に待望の富士山が姿を現した。春霞でくっきりとはしないが、間近に見る富士山はさすがに堂々として素晴らしい。
デジカメにその有姿を捕らえて、更に15分も進めば愛鷹神社の後になる山頂に到着した。早春のこの時期午前8時に頂上に立つのは私が一番である。
ここでもすぐ富士山をカメラに収めたが、3枚の写真を撮り終えた途端に雲がかかり始め、それからは30分待っても再度姿をあらわすことはなかった。
「富士山との相性は悪いのかなー」と不運を感じたが、「カメラに収めることが出来ただけでも幸運と言うものだ」と気持ちを切り替えながら軽食をとった。
後続を待って証拠写真をとろうとしたが、雲行き怪しく風が唸りをあげて吹きすさぶ様に天候の変わり目を感じ、急いで下山を始めた。途中2パーティー7人がガスのかかり始めた山頂を目指していった。
10時丁度に登山口に戻ったが、富士山はもとより愛鷹山の山頂も雲の中であった。
やはり富士山は凛とした冷気の中に見るのが一番であることを感じた。

 


日本二百名山 三ツ峠山 ミツトウゲヤマ  標 高 1,785m

山 域

富士山周辺
登 山 記 録
登山月日 2002年3月1日
登山経路 御坂みち登山口9:45〜三ツ峠登山道入り口10:00〜三ツ峠山荘11:20/1140〜開運山11:50/12:00〜御坂みち登山口12:55
行動時間 登り2時間05分 下り55分 合計(休憩時間含む)
天  候 曇 山頂はガス
メンバー 単独

情  報

アクセス 登山口までは舗装道路
トレイル 広い歩道が続く
水場・トイレ 水場なし トイレは山頂にある
その他 富士山展望随一

山行記


    開運山山頂碑

2002年の登り始めはとうとう3月に入ってしまった
足慣らしに沼津の愛鷹山にしようと愛鷹600ゴルフ場まで出かけたが、生憎の雨模様となり、富士山はおろか、目指す愛鷹山の頂上も見えない。諦めて御殿場に戻り河口湖に向かった。うまく行けば三ツ峠に上って富士山を仰げるかもしれないと淡い期待を抱いたのである。
河口湖に着いてもガスは晴れずに富士山は影も形も見せないでいる、このままおとなしく帰るのも癪だからと御坂トンネルの手前を旧道に入って三ツ峠登山道入り口につくと、車が五台ほど止まっていた。もうこうなれば帰るわけには行かなくなり、急いで仕度をして今年初めての山登りを始めた。
御坂みちから分かれて舗装道路を15分も歩けば三ツ峠登山道の入り口である。
ここからは車が走れるほどの広い登山道であるが、まだ雪が残っていて完全な冬山の趣を残している。後で分かったことであるが、山頂の山小屋の荷揚げ用に車も通っているようである。
所どころアイスバーンになって、滑りやすい登山道を1時間20分歩けば三ツ峠の山頂につく。
今日は展望はゼロ、富士山が見える方向を眺めてイメージする。
朝から何も食べていないので、おにぎりとカップラーメンがことの他にうまく感じる。20分の休憩の後最高点の開運山を目指すが15分も歩けば山頂である。
周囲が少し明るくなって、待てば念願の富士山とご対面の期待もあるが、記念写真を収めて下山することにする。
帰りは走るように雪道を下り1時間足らずで御坂みちの駐車場迄くだった。

富士見えぬ 三ツ峠の春は 霧深く

 

 

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