伊那谷の山
(烏帽子ヶ岳・本高森・陣場形山
・氏乗山・鬼ヶ城山・天竜峡)
烏帽子ヶ岳 | エボシガタケ | 標 高 | 2195m | 信州ふるさと120山 |
山 域 |
中央アルプス |
登山道中間点から眺める烏帽子ヶ岳山頂
山腹の紅葉は真っ盛りであった
山頂スナップ
登 山 記 録 | |
登山月日 | 2004年10月23日 |
登山経路 | 鳩打峠7:55〜小八郎岳8:35〜烏帽子岳10:45/11:20〜小八郎岳〜鳩打峠13:30 |
行動時間 | 登り2時間50分 下り2時間10分 合計5時間35分(休憩時間を含む) |
天 候 | 曇・霧 |
メンバー | 根橋さん・糸賀さん |
情 報 |
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アクセス | 中央自動車道松川インターから僅かな所に案内看板有る。鳩打峠までは乗用車でも問題なし。 |
トレイル | 小八郎岳までは里山登山道。その先も問題なし。 |
水場・トイレ | 登山口手前に水場有。登山口に仮設トイレある。 |
その他 | 中央アルプス南部の好展望台 |
山行記 中央自動車道を飯田から諏訪方面に車を走らせると、松川インターの左側に屹立する山が中央アルプス念丈岳から派生した尾根に立つ烏帽子ヶ岳である。
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本高森 | ホンタカモリ | 標 高 | 1890m | 信州ふるさと120山 | 山 域 | 中央Alps前衛 |
登 山 記 録 | |
登山月日 | 2017年9月16日 |
登山経路 | 林道登山口5:30〜前高森分岐7:05〜本高森7:50/8:10〜前高森分岐〜登山口9:45 |
行動時間 | 登り 2時間20分 下り 1時間35分 合計 4時間15分 (休憩時間・ロスタイム含む) |
天 候 | 小雨/曇 |
メンバー | 吉川さんを案内 |
情 報 | |
アクセス | 高森カントリーの先林道は途中まで舗装されているが、最後の1キロほどは砂利道も普通車でも入れる |
トレイル | 一部急坂・荒れたところもあるが、とてもよく整備されていて緩い勾配の快適トレイルが山頂まで続く |
水場・トイレ | 水場・トイレともに登山口、山中にはない |
その他 | 小雨降る中再登山 |
山行記![]() ![]() 本高森山頂
前夜は登山口に近い高森町の研修センターに泊まった。夜明け前に登山口に走ったが小雨舞う中でテンションが上がらなかったが雨傘差して登山道に入った。前回の記憶は「マツタケが採れた」という事と「山頂まで緩く続く登山道」だったが、マツタケはともかく登山道は記憶とは違い急坂が連続していた。登山口から山頂までの標高差が800mほどもあるのだから当然である。
前高森・吉田山分岐から先の尾根に来ると右側が切れ落ちていて、吹き上げる風で寒さを覚えながら必死に歩いて2時間少々で山頂に着いた。山頂手前で先頭を譲ると私より3歳年上の吉川さんは走るように駆け上がって行った。曇り空で展望の利かない山頂は風があったので樹林帯に下って風除けの中で休憩した。下山は雨も上がってゆっくりと本高森を楽しみながら下った。 |
本高森 | ホンタカモリ | 標 高 | 1890m | 信州ふるさと120山 | 山 域 | 中央アルプス前衛 |
登 山 記 録 | |
登山月日 | 2014年9月28日 |
登山経路 | 高森カントリーの先林道登山口6:05〜前高森分岐7:40〜本高森8:35/9:00〜前高森分岐〜登山口10:45 |
行動時間 | 登り 2時間30分 下り 1時間45分 合計 4時間40分 (休憩時間・ロスタイム含む) |
天 候 | 晴 |
メンバー | 単独 |
情 報 | |
アクセス | 高森カントリーの先林道は途中まで舗装されているが、最後の1キロほどは砂利道も普通車でも入れる |
トレイル | 一部急坂・荒れたところもあるが、とてもよく整備されていて緩い勾配の快適トレイルが山頂まで続く |
水場・トイレ | 水場・トイレともに登山口、山中にはない |
その他 | アカマツ林の登山道で登山道わきで松茸採れた |
山行記![]() ![]() 南東が開けた本高森山頂
高森カントリークラブのクラブハウス入口を見て山中に入ると狭いながらも舗装された林道が続いていて、道路端に前高森・本高森山への案内看板があった。林道はやがて砂利道に変わったがそれほど長くもなく登山口に到着した。
登山道はアカマツ林の中、勾配も緩く広く良く整備された道で驚くほどである。何気なく歩いていると登山道わきにキノコを見つけ手にとるとなんと松茸である。何年振りかに松茸をとることが出来て感動であった。附近を探すとカサの開いたものも1本有った。思わぬ収穫に小躍りしながらさらに登山道わきに目を凝らしながら進んだが結局松茸は2本だけであった。登山道は少し傾斜を増して・・登山口からの道を合わせ、少し細くなったトラバース道を行くと、前高森・吉田山分岐に着いた。ここまでが1時間半ほどかかったが少しも疲れはなく、更に再びよく整備された広い登山道を行く。樹林の間に右前方に10年ほど前に登った烏帽子が岳が見えてくると本高森の山頂はすぐであった。 山頂の後方は樹木で展望はさえぎられていたが、南東面が開けていて、南アルプスの峰々が全容を見せていた。朝食をとり展望を満喫しながら30分ほど滞頂し往路を下った。往路もアカマツ林に松茸を探したがそうは問屋がおろさなかった。マツタケ山であるのに入山規制されていないことには驚かされた本高森ではあった。 ![]() ![]() 本高森山頂から見る南アルプス中部から南部主脈 |
前高森 | マエタカモリ | 標 高 | 1646m | 南信州の里山 | 山 域 | 中央Alps前衛 |
登 山 記 録 | |
登山月日 | 2022年5月18日 |
登山経路 | 本高森登山口11:05〜6/10前高森分岐12:55〜前高森山13:10/13:25〜登山口14:55 |
行動時間 | 登り 2時間5分 下り 1時間30分 合計 3時間50分 (休憩時間・ロスタイム含む) |
天 候 | 晴 |
メンバー | 単独 |
情 報 | |
アクセス | 高森カントリの先林道に入る 登山口まで最後数百メートルはは少し荒れた砂利道 |
トレイル | 前高森分岐までは快適トレイルが続く 分岐から先もよく整備された登山道 |
水場・toilet | 水場・toiletは登山口付近には無い |
その他 | 山頂は展望が無い |
山行記![]() ![]() 前高森山山頂と三角点 ![]() 本高森山には過去2回登っているが前高森山を踏むことはなかった。高森カントリー-からの先の高森山登山口には3度目で問題なく入ることが出来た。最後は少し荒れた砂利道走行が気を揉めた。駐車場には松本ナンバーの車が1っ台停まっていた。 勝手知ったる登山道に入る。最初はジグザグ切って高度を上げ尾根に乗ると緩く快適トレイルが続いていて、本高森迄1/10〜10/10迄の標識が良い目安である。4/10を過ぎると少し傾斜が増してジグザグ切ってあった。5/10地点の手前で先行していた登山者が本高森踏んで下山してきた。5/10に上り上げると尾根を平行移動するようになり前高森分岐の6/10に続いていた。前高森への道もよく整備されていて最後はカラマツ林の中のトレイルを歩いて、前高森山の山名プレートが立つ山頂に着いた。展望を期待したのであるが、笹薮を切り開いた山頂はカラマツ林の中で展望はなかった。 山頂をカメラに収めて登山道に三角点を探しながら往路を戻った。 |
陣馬形山 | ジンバガタヤマ | 標 高 | 1445m | 信州ふるさと120山 | 山 域 | 伊那山地 |
登 山 記 録 | |
登山月日 | 2014年9月28日 |
登山経路 | 山頂はキャンプ場などのある観光地 |
行動時間 | 山頂周遊12:30〜13:00 合計 30分 (休憩時間・ロスタイム含む) |
天 候 | 晴 |
メンバー | 単独 |
情 報 | |
アクセス | 折草峠から一部舗装工事中の林道を行くと車横付けの山頂キャンプ場に着いた |
トレイル | 山頂はキャンプ場と展望地になっている |
水場・トイレ | トイレは山頂キャンプ場にあるが水は持参か |
その他 | 信州には珍しい山頂車横付けできる山 |
山行記![]() ![]() 陣馬形山山頂からの中央アルプスの展望・中央は南駒ヶ岳
駒ケ根市菅沼から陣馬形山の東側から回り込むように折草峠に着いた。折草峠から陣馬形山に通じる林道は舗装工事のためバリケードで進入規制されていた。日曜日であるから休工中と思いバリケードを開けて進入した。工事中の約1キロの区間も重機が道の端によけられていて、通行は可能で、その他は山頂まで舗装された快適林道が続いていた。山頂直下で西側から登ってきた林道を合わせ山頂キャンプ場に着いた。キャンプ場には数張のテントが張られ、家族連れ寛いでいた。キャンプ場の先に陣馬形山の山頂があり、ここでも家族連れやアマチュアカメラマンが眼前の中央アルプスや眼下に流れる天竜川や伊那谷の展望を楽しんでいた。後方を見ると少し樹木に阻まれるところもあるが、南アルプスの仙丈ケ岳・北岳・塩見岳を見ることが出来、陣馬形山が絶好の山岳展望台であることを知った。
山国信州にも一つくらいはあってもよい山頂車横付け可能な陣馬形山ではある。 ![]() ![]() 山頂はキャンプ場と牧場の陣馬形山 |
氏乗山 | ウジノリヤマ | 標 高 | 1819m | 南信の里山 | 山 域 | 伊那山地 |
鬼ヶ城山 | オニガジョウヤマ | 標 高 | 1482m | 南信の里山 | 山 域 | 〃 |
登 山 記 録 | |
登山月日 | 2022年5月17日 |
登山経路 | 鬼ヶ城神社奥ノ院入口5:30〜鬼ヶ城山7:15/7:25〜1688m標高点9:00〜氏乗山9:40/9:55〜鬼ヶ城山11:55/12:05〜奥ノ院入口13:15 |
行動時間 | 氏乗山迄 登り 4時間10分 下り 3時間20分 合計 7時間45分 (休憩時間・ロスタイム含む) |
天 候 | 曇 |
メンバー | 単独 |
情 報 | |
アクセス | 喬木村氏乗迄国道 林道鬼ヶ城線も奥ノ院入口までは舗装道路 |
トレイル | 鬼ヶ城山までは急登が続く 鬼ヶ城山からキレット付近は厳しい岩場もそこを乗り切れば緩急はあるが癒しの尾根歩き |
水場・toilet | 登山口付近には水場・toiletは無い |
その他 | キレット越えが修羅場も鬼ヶ城山への急登も厳しい |
山行記![]() ![]() 鬼ヶ城神社奥ノ院入口・鬼ヶ城山山頂 ![]() ![]() 岩稜帯を下って10m以上あるキレット ![]() ![]() 再び岩稜を登って・癒しのトレイルへ ![]() ![]() 少し痩せ尾根もあるが伊那山地主稜線の氏乗山山頂へ ![]()
喬木村中心街から矢筈トンネルへの道を氏乗集落に走ると、集落入口に「鬼ヶ城神社奥ノ院入口」の看板が有った。集落への道に入るとすぐに林道が分岐していて「奥ノ院入口まで3.3キロ」の標識も有った。舗装された林道を走り、途中獣除けゲートを開けて奥ノ院入口の広場に着いた。8年前に来た場所であり、まだ記憶に残っていた。駐車場とも思える広場に車を止めて参道の尾根道に入る。「十一丁」と云う丁石から尾根が續き、「五十丁」が鬼ヶ城山山頂である。当初は緩く快適な尾根歩きが続くが、中間点とも言える「三十丁」付近からは徐々に傾斜が増してきて、最後は急登の上、登山道は落ち葉に隠されて見失いがちである。樹木に掴まりながら何とか凌いで「鬼ヶ城神社奥ノ院」が立つ鬼ヶ城山山頂に着いた。8年前は1時間20分で登れたが、今回は1時間45分ほどかかっていたが納得である。朽ちかけた社殿の横の広場で朝食をとって氏乗山を目指す。
社殿の後方に下る道はなく、岩稜の急坂を樹木に掴まりながら慎重に下る。地形図では30mほどの高度差であるが、最後はキレットになっていて10mほどは垂直に切れ落ちていた。岩場に足場を探しながら鞍部に下り切った。鬼ヶ城山と反対側の尾根とまるで人工的に切り開いたかのような切通になっていて驚きである。キレットの反対側はさらに厳しい岩場であって、氏乗山に続く尾根に登り上げる道はないのである。結局左側に足場を探しながら慎重に高度を上げて行く。落葉に隠されがちながらもそれなりに歩いた形跡も見られて、冷や汗掻きながらもなんとか鬼ヶ城山の反対側の尾根に登り上げて安堵した。 尾根上は藪もなくはっきりとした踏み跡が有った。そして滑落などの危険を感じないブナなどの芽吹いた樹林の尾根を快適に進むことが出来た。概ね緩い勾配の尾根であるが中間点とも言える標高1688m地点の直前は少し急坂であった。1688m標高点に着くと氏乗山ももうすぐで一息入れた。氏乗山に近づくと尾根も広くなり、緩く伊那山地主稜線の氏乗山に着いた。大きな山頂標識が付けられていて上村・喬木村双方からよく登られていた山であることが実感できた。主稜線の尾根には鬼面山方面や反対側の曽山方面へ荷も縦走路が続いていた。 山頂でゆっくりと休憩をとって往路を戻る。キレットの難所も何とか下り、鬼ヶ城山への登り返しは岩場に足場を探し、適当に登り上げた。鬼ヶ城神社の脇で昼食休憩をとって、急坂で何度も尻もちつきながら下った。 |
鬼が城山 | オニガジョウヤマ | 標 高 | 1482m | 信州ふるさと120山 | 山 域 | 伊那山地 |
登 山 記 録 | |
登山月日 | 2014年11月8日 |
登山経路 | 鬼ヶ城林道奥の院入口9:20〜三十一丁10:00〜鬼ヶ城山10:40/11:20〜道迷い(30分)〜奥の院入口12:50 |
行動時間 | 登り 1時間20分 下り 1時間30分(ロス30分) 合計 3時間30分 (休憩時間・ロスタイム含む) |
天 候 | 晴 |
メンバー | 単独 |
情 報 | |
アクセス | 奥の院入口参道まで舗装道路 |
トレイル | 登山道は丁石があり、迷うことはないが山頂直下は踏み跡薄く激急坂が続く |
水場・トイレ | 水場は林道途中で取れるが登山口から先にはない トイレはない |
その他 | 鬼ヶ城神社奥の院への参道と云う登山道 |
山行記![]() ![]() 登山口の奥の院入口・十一丁石から尾根を歩く ![]() ![]() 中間点の三十一丁石の大山祁祠・岩陰に安置された石像
喬木村の上氏乗から舗装道路の鬼ヶ城林道に入り、獣除けのゲートを開け林道終点まで走ると、右側山中に「鬼ヶ城奥の院入口」の小さな案内看板があった。林道の下方には鳥居があって、林道開通前はその鳥居をくぐって登られていたようだ。登山道に入りすぐに尾根に取りつくと大山祇の祀られた「十一丁石」があった。林道の下方に見えた鳥居が「十丁」で、登山道と言うよりは鬼ヶ城神社奥の院の参道のようだ。この先にある丁石の間隔はまちまちである。
入口看板から40分ほど緩い尾根道を歩いて「三十一丁石」に着くと、ここにも大山祇を祀った崩れ落ちた石祠があり、ここら辺りから傾斜が増してきた。(三十一丁石が中間点)そして「四十丁石」を過ぎるころになると一気の急登になった。急坂の途中の岩場に怪しげな石像もあったが、足場が悪く転げ落ちそうなので、何を祀っているのか確認できなかった。 三十分ほどの急坂凌ぎですが、落ち葉が被さる参道は先を見失いがちで、足の踏ん張りもままならず、木の根・草木に掴まりながら、滑り落ちないようにして両手両足を使って登った。「下りがたいへんだな〜」と思うのである。 そして「五十丁石」を見ると、朽ちた鬼ヶ城神社奥の院が立っていた。氏乗に住む人たちの氏神様を祭ってあるのだろう。 奥の院の先に小広い広場があり、焚火跡やベンチもある鬼ヶ城山山頂であった。四等三角点の鬼ヶ城山だが、山頂標識も見当たらない。後方には鬼ヶ城よりは標高が高い氏乗山が見えるが、そこに至る尾根はとても峻険な岩稜が続いているようだ。 樹林の山頂からは展望もなく、木漏れ日がわずかに当たる暗い山頂だ。丸木で作ったベンチに腰をおろし、軽食を取っていると杉の大木からリスが降りてきて、一鳴き鳴いて藪に駆け込んでいった。「きっと餌をねだったのだろう」と思い、藪の中にリンゴの皮を少し分けてやった。 40分ほど滞頂のあと、登りに気遣った通りの一気の急坂を滑り落ちないよう、木の枝や幹に掴まりながら下ったが、「こういうところは私の十八番」とするところである。しかし10分ほど下ったところで落ち葉に隠された道を見失い、急坂の中トラバースを繰り返しながら道を探すが見つからない。結局尾根を間違えて10分ほど下ってしまい、気付いて元の位置に登り返すまで30分ほどロスしてしまった。正規ルートの落ち葉の中に横たわる「四十一丁石」を見ると安堵した。急坂を少し下ると12〜3人のパーテイが登ってきて驚いた。更に驚いたのはパーテイの中に知り合いの方がいたことだ。「急坂での滑落に気を付けてね」とアドバイスした。「三十一丁石」の大山祇の祠まで下れば一安心、後は緩んだ参道をゆっくりと下った。 ![]() ![]() 鬼ヶ城神社奥の院が立つ山頂 |
天龍峡
2014年11月8日
天龍峡遊歩道を散策し景観を楽しんだ
天竜峡・36伊那谷豪雨の氾濫水位の標識
遊覧船が行く天竜峡
展望台からの眺め