黒川山  クロカワヤマ 標 高 2244m 標高2000m超峰

山 域

 中央Alps前衛

烏帽子山 エボシヤマ 標 高 2122m 山 域
登 山 記 録
登山月日 2021年9月25日
登山経路

菅ノ台バスターミナル5:50=Bus=北御所登山口6:25〜蛇腹沢登山口7:25/7:35〜清水平8:30〜うどんや峠9:05/9:15〜黒川山10:00/10:15〜2167mピーク11:10〜烏帽子山11:40/12:00〜黒川山13:20〜うどんや峠14:10〜蛇腹沢登山口15:10〜北御所登山口16:00=Bus=バスターミナル16:35

行動時間  北御所登山口から 登り 5時間15分 下り 4時間 合計 9時間35分  (休憩時間を含む)
天  候
メンバー 単独

情  報

アクセス 菅の台バスターミナルまでは一般道
トレイル 北御所登山口から蛇腹沢登山口までは3キロの林道
蛇腹沢登山口からうどんや峠迄は宝剣岳へのクラシックルートで快適トレイル
うどんや峠〜黒川山〜烏帽子山は苔むす尾根道で倒木・笹薮連続するが薄い踏み跡と赤布が下がる
水場・トイレ バスターミナルと蛇腹沢登山口に仮設toiletある 水場は林道途中とうどんや峠の下の清水平にある
その他 北御所登山口から烏帽子山までは往復18キロのロングラン山行
山行記


北御所登山口・蛇腹沢登山口


清水平・うどんや峠


尾根入口・尾根道


黒川山山頂・笹薮の尾根


2167mピーク・烏帽子山分岐


笹薮の烏帽子山への道・佐々が枯れた裸地の山頂


烏帽子山三角点





前日菅の台のバスターミナルに車を付け24時間800円の駐車料金を確認し広い駐車場で車中泊した。シルバーウィークの真っただ中で大勢の登山者が詰めかけ、「始発バスに並ぶものが多くだいぶ待たされるのではないか」と予想し、Busの始発駅の駒ケ根駅から乗車しようかと考えていたのであるが、駒ケ根駅の駐車料金が24時間駐車すると高額になるので菅の台駐車場に来たのである。
駐車した夕方には大分余裕のあった駐車場もその後続々と車が駆け付け、夜間もその騒音と明かりで寝付かれない夜となった。翌朝4時前には照明灯が点灯され駐車場の整理が始まると寝ていられぬ状況になった。結局4時過ぎに起きて登山の支度をしてバスのチケット売り場に向かうと、既に200人位が列を作っていた。列の後に並んだが私の後にもその後100人くらいが並んだ。チケット購入後もバスの乗車順番待ちの列に並んで、結局5時始発のバスの数台遅れの増発便に乗ったのは6時近くになってしまった。ロングラン山行になるので早目の行動を考えていたので、出足から躓いた思いであった。
Busは6時半前に北御所登山口に着いたが、ここで下りたのは私一人であった。北御所登山口標識の有る林道入口にはチェーンゲートが有り車両乗り入れ規制されていた。北御所谷沿いの林道は今も供用中で林業関係者が利用していることが分かる。約3キロの林道を歩き北御所谷を渡ると蛇腹沢登山道入口であった。ここまで登り勾配の林道で1時間の行程であった。登山道入口で朝食休憩取り、宝剣岳へのクラシックルートに入った。クラシックルートは今はあまり歩く登山者も少ないと思われるが、意に反してシラビソ林の中よく整備されていて勾配も緩く快適に高度を上げて行くことが出来た。1時間強歩いて清水平に着いた。草地の広場で沢水もとれる清水平はテントも張れる好立地である。清水平からは少し傾斜が増して荒れた登山道に変わったが何処までも続くシラビソ林の中快調に歩いて宝剣岳登山道の五合目になる「うどんや峠」に着いた。蛇腹沢登山道入口からは標高差約600mを1時間半で登り切って自分でも驚きであった。それだけこのクラシックルートは歩き易い登山道である。
うどんや峠とは珍しい名前であるがその命名の意味は分からない。反対側の宮田高原から登ってくる登山道に「うどん坂」という地名が有るらしい。峠で腰を下ろしてしばし休憩の後、うどんや峠から派生する尾根に入った。尾根上には登山道はないが、薄い踏が有り、所どころに赤布も下がっていて導いていた。小さなアップダウンを繰り返し二つのポコを超えて、2244mピークに着いた。ここが黒川山の最高点であるが黒川山山頂ではなかった。2244mピークから灌木の尾根を嫌って草地の中を暫く進むと樹木に赤テープが巻かれ、黒川山山頂であった。山頂らしくない山頂で、標識もないのでホワイトボード山名を書いて登頂証拠写真とした。
黒川山からはシラビソ林の若木の中を倒木を跨ぎながらも下って行き、やがて笹を掻き分けて、黒川山からは約140mほど高度を下げて2100mの鞍部に下った。「登り返しが大変だな〜」と思う所である。最低鞍部付近は笹薮が一番濃い所で背丈の笹薮であった。2167m標高点への登りも笹薮を漕ぎながらであったが、それなりに人が歩いた跡もあり、赤布もあってそれほどの難儀をすることもなかった。2167m地点では笹も膝丈になりやがて樹林に変わって裸地の尾根に続いていた。2167m標高点からは再び膝丈の笹薮の中の尾根に変わって二ッ目のポコが烏帽子山への分岐であった。烏帽子山は伊那前岳から派生したこの主稜線からは離れた場所にあって、分岐のピークからは笹藪を60mほど高度を落として笹薮の濃い鞍部を進んで僅かに登り返した地点であった。烏帽子山山頂は直径10mほどが笹が枯れていて裸地になっていた。除草剤でも撒いたのかなと思うほどであった。また烏帽子山と云う山名から尖った狭い山頂かと思ったが広く平たい山頂であった。黒川山からは1時間の行程とみていたが1時間半ほどかかっていた。それでも「正午まで前進」を覚悟してきていたので、北御所登山口からは5時間10分ほどかかっていたが11:40山頂の烏帽子山登頂で胸をなでおろした。ここも山頂標識が無いので、三角点の前に山名記載のホワイトボードを置いて証拠写真を撮った。
20分ほどのランチ休憩の後烏帽子山を後にした。主稜線の分岐からは尾根を直接下ろうかとも思っていたが、踏み跡も無かったのでうどんや峠に戻ることにした。往路を忠実の戻るだけであるが笹薮と尾根の屈曲点で道を間違えてしまい、その都度GPSトラックを確認して往路に戻った。2100mの鞍部からの黒川山への登り返しも勾配が緩くそれほど苦になることもなかった。往路とは殆ど同じ時間を要して黒川山に戻り、一息入れた後は下り基調の尾根を歩き14時過ぎにうどんや峠に戻った。これで北御所までの時間が読めて一安心である。峠でも軽食摂って後はよく整備された一般登山道を勢い良く下った。標高差600mの蛇腹沢登山口まではジャスト1時間で下り休む間もなく3キロの林道を歩いて林道起点の北御所登山口には16時前に下山できた。スマホのGPSトラックを切ってバス停の時刻表を除いて頭を上げると眼の前にバスが下ってくるという幸運であった。バスに乗り込み補助席に座って30分ほどで菅の台のバスターミナルに着いた。うどんや峠からは休みなく2時間を急ぎ足で下ったので少々筋肉痛が出たのであるが、予定時間を大幅に短縮して下れたよかったのである。


    標 高 山岳標高1003山

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登山経路

 

行動時間   登り 下り 合計 (休憩時間を含む)
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