大山・剣ヶ峰 ダイセン・ケンガミネ 標 高 1729m 日本の山1000 山 域 中国山地中部
登 山 記 録
登山月日 2015年10月24日
登山経路 三ノ沢登山口7:20〜最終堰堤8:05〜山頂稜線9:15〜天狗峰9:25〜剣ヶ峰9:40/10:00〜稜線10:30〜最終堰堤11:15〜登山口11:45
行動時間 登り 2時間20分 下り 1時間45分 合計 4時間25分 (休憩時間・ロスタイム含む) 
天 候
メンバー 単独
情   報
アクセス 大山周遊道路は快適山岳観光道路
トレイル 最終堰堤までは堤防道路 稜線まではザレた砂礫の道でズルズルの連続 山頂稜線は滑落・崩落の棄権があり緊張強いられる
水場・トイレ 水場・トイレともに登山口・山中にはない 付近の周遊道路の休憩所にある
その他 思ったほど時間がかからなかったが稜線は緊張した
山行記


三ノ沢登山口付近・最終砂防堰堤


ザレた道を登って稜線の先に剣ヶ峰

前夜は蒜山高原の道の駅で車中泊した。夜明け前に道の駅を出て大山の山麓を周回する大山道路に入る。鍵掛峠付近は土曜日のせいか早朝にもかかわらず、紅葉見物の車で駐車場や道路脇の駐車スペースは車で埋まっていた。三ノ沢橋を渡りすぐ近くの駐車場も満杯状態であったが、何とか駐車することが出来た。「こんなに沢山大山に登っているのか」と思ったが、大半は紅葉見物の車であった。
食料・飲料水などの入ったザックに、今日は下山時の滑り止めにステッキを持って三ノ沢の橋の袂から堤防道路を歩く。剣ヶ峰への標識はどこにも見当たらないが、眼前には霧に頭を隠した大山が見える。やがて川原を横断して左岸側に移り、雑木林の中の登山道を行く。いくつかの砂防堰堤を越えて大きな最終堰堤に着いた。ここは右岸側にロープも下がり難なく堰堤の上に出られた。砂礫の川原に先行者が見える。喉を潤して川原を歩き始めるが、ザレた川原は足を取られてズル・ズルの連続で、やがて勾配も増してきて歩きにくいことこの上ない。向って右側の川原の左岸側に尾根から派生する小灌木帯があって登山道はそこに続いていた。灌木帯の登山道は一気の急坂になり、さらに足を取られるのであった。先行していた数名のパーテイが道を間違え斜面をトラバースしている間に先頭に立ち、ぐんぐんと急登を登る。左側には剣ヶ峰が聳えているが稜線の先に随分と遠くに見えるのであった。稜線直下は滑落の危険もあるトラバース道で草の根をつかみながら慎重に歩いて稜線に登り着いた。


線に登り付くとすぐに槍ヶ峰で剣ヶ峰への縦走路が見渡せる

稜線上は風が強く帽子を飛ばされないように紐を締め直した。めまいを覚えるような稜線を恐る恐る歩いて、すぐに登り着いたのが槍ヶ峰である。眼前に天狗が峰を挟んで剣ヶ峰へのやせ尾根が延びている。腰を下ろしてしばし休憩の後、気を引き締めて尾根上に足を踏み出した。ナイフリッジの尾根を越えて草付きに出ると胸をなでおろす。両サイドを見ないようにして足元だけを見て登りあげると天狗ヶ峰であった。アマチュアカメラマンが三脚立てて写真を撮っていた。私も腰を下ろして前方の剣ヶ峰への稜線そして足下の登ってきた三ノ沢が見える写真を撮った。


剣ヶ峰への稜線


剣ヶ峰〜弥山に続く稜線

天狗ヶ峰からの稜線は一箇所両側が崩落したナイフリッジがあるが、ここまで歩いてきた安心感でそれ程の恐怖心もなかった。ナイフリッジの稜線に先行していた単独行が尻込みしていた。私は「ここさえ渡れば先は危険が少なさそうですね」と声かけて、10mほどのナイフリッジの尾根を越えた。単独行氏もあとにつづいた。その先は右側が小灌木と草付きの斜面であって滑落の危険を感じない。緊張に手に汗握りながらも三ノ沢駐車場から2時間20分、緊張の稜線は40分ほどの行程で大山・剣ヶ峰に立った。
山頂にはコンクリート造りの7大きな碑が立ち壁面に剣ヶ峯のプレートが埋め込まれていた。
風が強う山頂であるから頑丈なものを立てたのだろうと思った。少し遅れて到着した単独行氏と山頂記念写真を撮りあった。後続が続く中少し弥山側に移動して朝食を摂りながら大展望を満喫だ。弥山への縦走路が延びているが1時間もかからずに届きそうで、ここから見る限りでは難所は見えない。縦走禁止と言われてはいるが、稜線上には槍ヶ峰〜剣ヶ峰まで歩いた稜線と同じようにしっかりと登山道が見えて、禁を犯して縦走するものは居るだろうと思った。しかしどこを見ても荒ましい崩壊の進む大山山体であって痛ましいばかりである。


剣ヶ峰山頂・来し方の稜線


すさましい崩壊地


20分ほど展望を楽しんで剣ヶ峰を後にする。下りのナイフリッジの峰はさらに危険で慎重に歩を進める。登る時には見えなかった展望が楽しめるのである。双耳峰の一等三角点峰矢筈ヶ山、山頂が尖頭のような烏ヶ山ダイセンを取り巻く甘山はすでに登頂済みであった懐かしい。山陰最後の遠征山行になる今回、山陰の名峰大山に登れて本当に良かったな〜という思いが湧くのであった。


(左)矢筈ヶ山・(右)槍ヶ峰への稜線と後方は烏ヶ山

槍ヶ峰への稜線を展望を楽しみながら、そして慎重にゆっくりと歩いて戻り、稜線に別れを告げた。激坂の下りはステッキをつかって滑落を止めながら三ノ沢の川原に下った。川原で一息いれダイセンを振り返り、最終堰堤から河畔の道を休むことなく三ノ沢橋に下る。下った道を振り返り見上げると歩いた大山の稜線がくっきりと輝いていた。


下山途中で振り返る

駐車場に戻って着替えを済ませ大山周遊道路を弥山への登山口のある大山寺方面に車を走らせた。
駐車場に車を停めて弥山を見上げると富士山のような三角錐の大山を見ることが出来た。15年も前になるがムスコと二人日本百名山を目指したころに登った記憶も蘇るのであった。


三ノ沢登山口から・表登山口から弥山



鳥 取 砂 丘

 

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