四阿山 | アズマヤサン | 標 高 | 2354m | 日本百名山 |
山 域 |
上信 |
浦倉山 | ウラクラヤマ | 標 高 | 2091m | - |
山 域 |
上信 |
登 山 記 録 | |
登山月日 | 2013年10月4日 |
登山経路 |
米子大瀑布駐車場7:40〜米子奥の院〜米子鉱山跡8:40/8:45〜浦倉山10:30〜パルコール嬬恋スキー場ゲレンデトップ10:40〜四阿山12:05/13:00〜浦倉山14:20〜鉱山跡15:40〜奥の院15:50/16;10〜駐車場16:30 |
行動時間 | 登り 4時間20分 下り 3時間30分 合計 8時間50分 (休憩時間を含む) |
天 候 | 曇 |
メンバー | 単独 |
情 報 |
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アクセス | 米子大瀑布駐車場まで舗装道路 (10月は土・日・休日マイカー規制 8キロ手前からシャトルバス便あり) |
トレイル | 米子鉱山跡まで遊歩道 浦倉山まではよく整備された登山道 日本百名山四阿山までの上信国境稜線にも広く快適なトレイルが続く |
水場・トイレ | 沢水取れるが硫黄鉱山跡で有毒?トイレは駐車場・鉱山跡にあるが山中には無い |
その他 | 落差80mの不動の滝権現滝は圧巻 四阿山もこちらから登ると一味違う |
山行記 須坂市内を抜けて「米子大瀑布へ14キロ」の案内看板に導かれて山道に入る。舗装道路でそれほど細くも無い快適観光道路であった。終点の駐車場も広く30台以上は駐車できそうでトイレも綺麗である。関東ナンバーの車が1台止まっていて先行したものが居るようだ。私も支度をして「米子不動尊奥の院」への遊歩道に入る。霧の中で深山幽谷の趣が漂っている。奥の院まで30分くらいで到着すると先行した初老の単独行者が佇んでいた。登山者ではなく滝見物に来た者のようだ。私も奥の院から5分の「不動滝」まで足を伸ばしてみたが、残念ながら霧の中で水音が聞こえるだけであった。滝見物は下山時の楽しみとして奥の院に戻り、権現沢に架かる橋を渡りさらに・・・沢を越えて米子鉱山跡に出る。1600年代から1975年閉山するまで硫黄採掘していて太平洋戦争前の最盛期には1500人がこの地に住んで学校などもあったという看板が立っていた。近くにあった小串硫黄鉱山とともに往時の須坂の繁栄を支えていたのかと偲ばれるのであった。今は大山神社の鳥居があるだけで硫黄採掘の跡は樹木が茂り自然復旧していて、大きな選鉱所跡の広場も草地となっていた。舗装道路の山道が快適だったことも理解できたのである。 浦倉山・根子岳登山道は大山神社の鳥居前を通り、選鉱所広場奥から延びていた。浦倉沢に架かる橋を渡り急坂を僅かに進むと一人しか通れない小さな橋がかかっていて、その先が根子岳登山道との分岐になっていた。「根子岳まで6キロ」「浦倉山まで3.5キロ」の看板が立っている。浦倉山への登山道はしばらくは山腹を巻き小沢を詰め、狭く崩落箇所もある登山道であったが、やがて樹林帯の中に広い林道跡のような快適トレイルが続いていた。これは硫黄鉱山盛んな頃、群馬県嬬恋村にに抜ける道で、当時の生活物資運搬などのための古道かと思わせられるのであった。途中で一度一枚脱いだ後は休みも取らずに歩き続けると県境付近の笹原になり左側に笹が刈払われた道が分岐していた。案内看板は無いが、これが上信国境稜線で土鍋山などに続く道であることが分かった。ここから土鍋山目指そうと来たのであるが、まずは浦倉山を登ってからと県境稜線に登る。土鍋山分岐から15分足らずで稜線に出るとそこが浦倉山山頂であった。山頂というより稜線上の突起という感じであるが、バラキ湖方面・四阿山方面・米子瀑布への分岐三叉路になっていて大きな看板と三角点もしっかりあった。水分補給しながらここで思案である。浦倉山に来てもスッキリとした天気でなく、土鍋山方面往復縦走の計画を浦倉山から4.5キロの四阿山往復に変更した。 浦倉山10分もすると金属音が響く「パルコール嬬恋スキー場」のゲレンデトップである。ゴンドラリフトが通年運行しているという事であったが今日は霧の中でリフトの点検作業が行われていて滑車などの打音テストが行われているようだ。ゲレンデトップには「愛妻の鐘」が吊るされていて、四阿山登山道案内があった。ゲレンデトップから広い管理道路を10分ほど歩き、四阿山登山口の看板が立つ登山道に入る。日本百名山四阿山の短縮登山道で利用する人も多いのかここもよく整備されている登山道である。一部泥濘もあるが勾配もアップダウンも少ない木道もある上信国境稜線を急ぐ。嬬恋村からのコースを合わせ、少し傾斜の増した道を進み岩場を超えると、米子瀑布駐車場から4時間20分・浦倉山からは1時間半、正午過ぎに四阿山三角点に到着した。山頂には2組4人の夫婦登山隊が先着していて休憩していた。菅平牧場からの登山者である。 休みなしに歩き続けたのでとても空腹を覚えていた。握り飯とカップラーメンを食べながらの休憩である。嬬恋村側は雲海が広がり雲のかなたに浅間山が山頂を見せていた。いつも山スキーで来ている根子岳は笹原の先に見えている。15年前ムスコと日本百名山を目指し始めた頃以来の山頂で感慨も一入である。スマホでfacebookに登頂報告した後山頂を後にした。
上信国境の快適トレイルを走るように戻り、浦倉山で一息入れた後は休憩無しで鉱山跡まで下った。米子不動尊奥の院に戻って米子大瀑布の滝見物である。奥の院は今は廃墟状態で建物も朽ちかけ始めていて、哀れを誘うばかりである。既に午後4時近くであったが3人ほどの見物客が不動の滝下で水しぶきを浴びていた。私も不動滝・権現滝をカメラに収めることが出来た。ここは上信越高原国立公園であることもあらためて知った。 【米子大瀑布】 2023年10月9日の米子大瀑布
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的岩山 | マトイワヤマ | 標 高 | 1746m | 信州の里山 | 山 域 | 四阿山寄生 |
登 山 記 録 | |
登山月日 | 2021年8月23日 |
登山経路 | 四阿山鳥居峠登山口8:35〜的岩9:05/9:15〜的岩山10:05/10:50〜登山口11:55 |
行動時間 | 合計 3時間20分 (休憩時間・ロスタイム含む) |
天 候 | 曇 |
メンバー | 単独 |
情 報 | |
アクセス | 四阿山登山口まではR144の長野・群馬県境から約3キロの砂利道もよく整備されている |
トレイル | 的岩までは一般登山道 的岩山までは県境稜線上に踏み跡薄い登山道 |
水場・トイレ | 沢水取れるが飲用は?toiletは登山道入口に仮設トイレがある |
その他 | 下山は適当に藪のなか下った |
山行記 樹林帯を緩く登って柱状節理の的岩へ 的岩基部から県境尾根の土塁へ 的岩山頂付近
R144の長野・群馬県境から砂利道ながらよく整備された林道を3キロほど走って四阿山鳥居峠登山口に着いた。10台以上停められる広い駐車場で登山道入口には仮設のtoiletも設けられていた。四阿山への登山道は的岩コースと花童子コースがあるがどちらも1時間ほど歩くと合流し四阿山に続いている。的岩コースに入りカラマツやミズナラなどと樹相を変えた中の快適登山道を緩く登って行く。30分ほどで「四阿山の的岩」に着いた。柱状節理の岩場で高さ5〜10m位で長さが200mほどの岩場が県境に立ち塞がっていた。的岩山はここから県境尾根を鳥居峠方面に下る。的岩の基部に薄い踏み跡を追って岩場を過ぎると県境尾根に付近より0.5mほど高く盛られた土塁状に登山道が続いていた。笹が被さる登山道であるが今は殆ど歩かれていないようである。この土塁は人工の構造物のようで的岩山山頂まで続いていた。的岩山は顕著なピークが無くスマホのGPSで山頂を特定して付近のカラマツ林や草叢の中に三角点を探したが見つからなかった。廃道と思われる登山道は樹木にペンキで長野県側に導かれていた。的岩に登り返して四阿山に登る予定であったが、三角点探索などに時間をとられて戦意喪失である。GPSで確認して登山口に直接下ることに減んbんこうした。カラマツ林の下の笹薮の中を適当に下って行き、GPSで位置確認しようとポケットに入れたスマホを探すとスマホが無い。藪の中に落としてきたことに気付いて青くなって下ってきた笹薮を登り返して行く。15分ほど戻ると笹にひっかったストラップが見えて胸をなでおろすのであった。涸れた沢に下って一般登山道に戻って登山口に数分歩いた。
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