真那板山 | マナイタヤマ | 標 高 | 1219m | 信州の里山 | 山 域 | 小谷村 |
登 山 記 録 | |
登山月日 | 2023年3月15日 |
登山経路 | 大網集落バス停7:55〜林道終点8:30〜標高900m付近11:00〜稜線直下12:10〜真那板山12:40/13:10〜標高875m付近14:50〜バス停17:10 |
行動時間 | 登り 4時間45分 下り 4時間 合計 9時間15分 (休憩時間・ロスタイム含む) |
天 候 | 晴 |
メンバー | 単独 |
情 報 | |
アクセス | 小谷村大網までは一般道 |
トレイル | 100%雪上歩き |
水場・toilet | バス停にはtoiletも自販機もない |
その他 | 昨年より東側の尾根を登り更に東側の尾根を下った |
山行記 大網バス停・稜線に着く 平らな真那板山山頂 山頂からの雨飾山方面 ←北Alps雪倉岳朝日岳方面・雨飾山と海谷の駒ケ岳方面→ 大網集落入口のバス停付近は、昨年は1mほどの雪に覆われていたが、今年は土手の地肌がむき出しであった。今回もザックにスノーシューと軽アイゼンを括りつけて出発である。林道入口までは舗装道路を行き、30cm程の積雪の林道に入った。朝の冷え込みが緩く雪が緩いので途中でスノーシューを履いた。林道終点までは30分ほどであった。 樹林帯に入ると雪も締まっていたので、標高700m付近でスノーシューを脱ぎ軽アイゼン付けてツボ足歩行にした。時々は潜ることもあったが快適に高度を上げて行くことが出来た。昨年のトレースから外れ、目標の山頂から875m標高点に派生する尾根には結構深い沢を越えなければならず、乗り移ることは出来なかった。沢の左岸側を高度を上げて行くと徐々に傾斜が増してきて、標高900mを超える辺りからは滑落の危険を感じるほどの傾斜になった。更に山頂稜線迄の高度差100mほどは30度を超える傾斜で雪壁であって雪崩の恐怖も感じるのであった。上方の樹木に目標を定め、キックステップを切りストックをしっかり差し込んで慎重に登り上げて行く。標高差100mほどを1時間近くかけてようやく傾斜の緩む山頂稜線直下に登り上げると安堵することが出来た。 山頂稜線はブナ林の広く平らな台地が真那板山山頂に続いていた。20分ほど快適に歩いて山頂に着いた。最高点の樹木には手製の山名プレートが括り付けられてあった。眼前に雨飾山から金山方面の展望が開けていた。ここまで4時間半以上も掛かっていたが後方に見える北Alpsの雪倉岳や朝日岳方面の大展望も見られ疲労も感じられない程の感動であった。30分ほど休憩し山頂を後にした。 山頂台地を下る頃に両足が攣りツムラ68を服用したがこの先も何度か足が攣った。下山は当初登りにも計画していた、875m標高点に派生する尾根を下った。稜線直下は登って来た尾根と同様急傾斜が続き樹木に掴まりながら慎重に下った。樹木がある分滑落の危険は往路よりは小さかった。875m標高点の少し上方で登りに移り損ねた沢を越えることが出来て往路のトレースに戻ることが出来た。あとは往路のトレースを忠実に追って下ったが、緩んだ雪に足を取られ更に疲労が出て何度か休憩を挟みながら下った。バス停には17時過ぎの到着になり往復9時間もかかっての真那板山であったが昨年のリベンジを果たし更に大展望を観ることが出来て満足の真那板山でもあった。。 |
真那板山 | マナイタヤマ | 標 高 | 1219m | 中信の里山 | 山 域 | 小谷村 |
登 山 記 録 | |
登山月日 | 2022年3月13日 |
登山経路 | 大網バス停7:50〜入山口8:10〜標高920m地点(撤退場所)11:00/11:15〜入山口13:20〜バス停13:30 |
行動時間 | 登り 3時間10分 下り 2時間15分 合計 5時間40分 (休憩時間・ロスタイム含む) |
天 候 | 曇 |
メンバー | 増田さんと二人 |
情 報 | |
アクセス | 小谷村大網集落まで一般道 |
トレイル | 入山地点から100%雪上歩き |
水場・トイレ | バス停付近にtoiletは無かった |
その他 | ルートMissで山頂に届かず |
山行記 入山口・撤退地点 撤退地点 積雪2m以上の大網集落である。集落入口のバス停が広く除雪されていたので一角に車を止めさせてもらった。ゴミ出しに来た地元の方に駐車の許可を得ると快い返事であった。スノーシューを持って除雪道路を数分進みGPSで確認して入山した。入山場所までの林道は雪の下であったので残雪上にスキーのトレースを追った。林道終点付近からもスキーのトレースを忠実に追ったのであるがスキーのトレースは滑走した後で山頂を目指す876mピークに派生する尾根とは違う山頂に直登する急坂に取りついてしまった。ワカンで果敢に先陣を切ってくれる増田さんの後を追ったが、入山から3時間・標高900m付近で自分の右足が攣りはじめ前進を諦めた。ヒノキの大木の陰で暫し休憩し往路のトレースを踏み下山した。 |
跡杉山 | アトスギヤマ | 標 高 | 1285m | 中信の里山 | 山 域 | 小谷村 |
登 山 記 録 | |
登山月日 | 2020年7月19日 |
登山経路 | 大網集落先林道ゲート7:05〜長者平8:00〜大峠(三坂峠)9:40〜跡杉山10:00/10:10〜大峠10:30/11:00〜長者平12:15〜林道ゲート13:00 |
行動時間 | 登り 2時間55分 下り 2時間40分 合計 5時かあ55分 (休憩時間・ロスタイム含む) |
天 候 | 晴 |
メンバー | 単独 |
情 報 | |
アクセス | 大網集落終点から1キロほど先に林道ゲート 長者平まで舗装道路 |
トレイル | 3.5キロ車道を歩き 草の被さる千國古道 |
水場・トイレ | 千國街道入口で沢水とれるが飲用は?toiletは大網集落・山中には無い |
その他 | 大峠からわずかな時間で山頂踏める 反対側の沓形山は藪山 |
山行記 跡杉山山頂 大峠(三坂峠)と千國街道地蔵峠越えの標識 大網集落の先に延びる林道を約1キロほど走るとゲートが有り一般車進入規制されていた。ゲート脇には離合場所が有ったので車を停め軽荷を背負って林道に入った。林道は舗装された立派な道で進入禁止されている理由が分からない程である。30分ほど歩くと「横川口」で塩の道・千國街道古道と合わさっていた。更に30分ほどで「長者平」で、塩の道は山中に入って行く。しばらくは車道跡を行き20分ほどで車道終点であった。付近はむき出しの地肌が見え、何か開発工事をしていたのだろうと思う。塩の道は小川を丸木橋で渡って樹林帯に入って行く。歩く人も少ないのか草の被さる道で長靴で来たことが正解であった。急坂もなく快適に歩ける塩の道でミズナラの大木を見ながら退屈しない。ゆっくりしか歩けないので長者平から3.6キロの塩の道を1時間40分ほどかかって、「大峠」に到着した。大峠は「三坂峠」とも呼ばれていて峠の標柱には三坂峠となっていた。 峠で一息入れた後は跡杉山への道に入った。こちらは遊歩道と表示されているものの、つる草が被さる煩い道で、鎌を持ってこなかったことを後悔するほどであったが、長い距離ではなかった。山頂とは思えない遊歩道の最高点には跡杉山の山頂プレートが下がっていたが、三角点の無い跡杉山である。山頂でも一休みの後大峠に下ってゆっくりと休憩した。 次の目標は大峠の反対側の沓形山である。大峠から地蔵峠付近に下って入山場所や赤布を探したが地形上とても沓形山へ登る場所は有り得なかった。大峠に戻って張り出した尾根を少し進んでみたが藪がひどく豪雪で低く水平に張り出した雑木の枝に阻まれて50mも前進できなかった。結局大峠から沓形山登山を諦めざるを得なかった。沓形山三角点踏むには残雪季しかないのだろう。失意のうちに大峠を後にして往路を長者平に下った。長者平からの林道歩きでは腰痛が出て、休み休みの歩行であったが、下り基調の約3.5キロを45分で歩けた。 |
沓形山 | クツガタヤマ | 標 高 | m | 中信の里山 | 山 域 | 小谷村 |
登 山 記 録 | |
登山月日 | 2022年5月3日 |
登山経路 | 深原林道追分ゲート8:30〜地蔵峠分岐9:10〜地蔵峠10:00〜沓形山11:30/12:20〜地蔵峠13:20〜追分ゲート14:20 |
行動時間 | 登り3時間 下り 2時間 合計 5時間50分 (休憩時間・ロスタイム含む) |
天 候 | 晴 |
メンバー | 単独 |
情 報 | |
アクセス | 北小谷深原集落まで一般道 深原林道追分ゲートまでも舗装道路 |
トレイル | 地蔵棘までは林道と千國街道古道を歩き 地蔵峠からは薄い踏み跡を追い山頂付近は残雪歩き |
水場・トイレ | 水場は林道途中で取れるがtoiletは登山口付近射も無い |
その他 | 無雪期でも山頂踏めると思うがやはり残雪季の山か |
山行記 沓形山山頂・雨飾山方面 残雪の沓形山山頂付近 雪椿の中を歩いて残雪の1161m標高点へ 千國街道古道入口・地蔵峠 大糸線北小谷駅から深原集落に入ると千國街道の案内看板が随所に立っていた。標識に導かれて深原林道に入った。雪解け直後で枯れ枝落葉が散乱する中を1キロほど走るとチェーンゲートがあって車両進入規制されていて、道路脇には「千國街道追分」の標識があった。 ゲート脇の空き地に車を止めて林道に入った。林道は今も供用中であるが雪解けで枯れ木や落石が散乱していて、一部にはデブリもあり、白井沢にに架かる橋付近にはまだ残雪が林道を覆いつくしていた。白井沢の対岸に渡るとすぐに千國街道古道の入口で、道標には「地蔵峠まで1300m」の表示もあった。千國街道古道に入ると道幅の広い遊歩道が続いていたが結構急こう配である。観音菱の岩場には木製の橋もあったが朽ちていて危険を感じるところでもあったが、その先にも広い遊歩道が続き地蔵峠に続いていた。最後は雪渓を登ってスギの大木の下に古びた地蔵堂が立つ地蔵峠であった。 地蔵堂前で一息入れた後は地蔵堂裏に張り出した尾根に取りつく。登りにはよくわからなかったが雪椿や小灌木の藪の中にそれなりの踏み跡があって、それほど苦労することなく尾根を登り上げて行くことが出来た。1181m標高点付近には残雪が現れたが、それほど長い距離ではなかった。再び小灌木の藪を掻き分けて進みブナの大木の茂る山頂付近に来ると残雪たっぷりであった。広く平らな雪原を10分ほど歩いて最奥の沓形山に着いた。三角点は雪の下であるのでホワイトボードに山名記載して登頂写真を撮った。まだまだ早い時間のでゆっくりとランチ休憩取って山頂の奥の一段下がった場所に下ると、雨飾山と金山・天狗原山が眼前で、3月末に登った奉納山もすぐそばに見えた。ゆっくりと景色を楽しんで往路を戻った。 |
平倉山 | ヒラクラヤマ | 標 高 | 823m | 中信の里山 | 山 域 | 小谷村 |
登 山 記 録 | |
登山月日 | 2020年7月19日 |
登山経路 | 平倉城址遊歩道入口14:15〜平倉城址15:00〜平倉山15:15/15:25〜遊歩道入口16:05 |
行動時間 | 登り 1時間 下り 40分 合計 1時間50分 (休憩時間・ロスタイム含む) |
天 候 | 晴 |
メンバー | 単独 |
情 報 | |
アクセス | 平倉城址公園遊歩道入口まで舗装道路 |
トレイル | 送電鉄塔巡視路と兼用の遊歩道でよく整備されている 城址から先は急坂を直登 |
水場・トイレ | 水場toilet共に登山口から山中には無い |
その他 | 武田信玄に落とされた平倉城 |
山行記 平倉山山頂と平倉城址 黒倉集落の数軒の民家の先の最終民家の奥に平倉城址遊歩道入口が有った。遊歩道に入るとすぐ先に小さな社殿の平倉神社が有り、神社脇から沢筋に下って小さな橋を渡って樹林帯に続いていた。遊歩道は送電鉄塔巡視路を兼ねていて急坂にはプラスチックのステップも設けられていてとても歩きやすく、45分ほどで平倉城址に着いた。武田氏の滅ぼされた歴史の看板が有って哀愁を誘う。城址からは急坂を登り最後は岩稜の平倉山に立った。三角点の無い山頂で古い山頂標識が横たわっていたが山名は消えて見えなかった。 |
立山 | タテヤマ | 標 高 | 939m | 中信の里山 | 山 域 | 小谷村 |
登 山 記 録 | |
登山月日 | 2020年7月20日 |
登山経路 | 山頂に続く道路の舗装終点13:00〜立山13:35/13:50〜駐車地点14:15 |
行動時間 | 登り 35分 下り 25分 合計 1時間15分 (休憩時間・ロスタイム含む) |
天 候 | 小雨/晴 |
メンバー | 単独 |
情 報 | |
アクセス | 中土tunnelから小谷温泉方面に入り二つ目のトンネル出てすぐ左折山頂まで続く道路 |
トレイル | 未舗装の車道を歩く |
水場・トイレ | 山中には水場・toiletはない |
その他 | 電波塔が3基立つ山頂 |
山行記 立山山頂 R141から小谷温泉に向かう道路の二つ目のトンネルを抜けて、すぐに右に分岐する道が電波塔などの立つ立山山頂に続く道である。狭いながらも舗装された道路で山中深く高度を上げて行き、数キロ走って左側に管理棟と思われる鋼製の建物を見るとすぐ先で舗装道路の終点になっていた。その先草の被さる未舗装の道路が続いていたが、路面状態を危惧して未舗装道路に入ってすぐに車を停めた。未舗装の道路は道幅も広く最近走ったと思われる轍も見えた。雨が降って来たので雨傘差して道路を歩く。腰痛がピーク状態で100歩連続歩けないような状態であったが、休み休み35分ほどかかって何とか山頂に登りついた。山頂は広場になっていて3基ほどの小さな電波塔が立っていた。一段と高い場所にあるNHKの電波塔の脇に叢の中に三角点を探したが国土地理院の三角点は見つからなかったが、御料局のものかその他の標石2基をカメラに収めて立山山頂を後にした。 |
奉納山 | ブノウサン | 標 高 | 1511m | 中信の里山 | 山 域 | 小谷村 |
登 山 記 録 | |
登山月日 | 2022年3月29日 |
登山経路 | 小谷村中土押立沢出合8:15〜1365m標高点11:10/11:20〜奉納山12:20/12:50〜押立沢出合15:30 |
行動時間 | 登り 4時間5分 下り 2時間40分 合計 7時間15分 (休憩時間・ロスタイム含む) |
天 候 | 薄曇り |
メンバー | 単独 |
情 報 | |
アクセス | R148から小谷温泉に向かう途中の押立沢出合までは一般道 |
トレイル | この時期残雪歩きも夏道もありそうだ |
水場・トイレ | toiletは付近には無い 押立沢で水取れる |
その他 | 奉納温泉からは長大尾根になる |
山行記 樹林の中の奉納山山頂 雨飾山・堂津岳 ダケカンバとブナの山頂稜線 急登を凌いで1365m標高点へ 入山口とスギの植林の尾根 当初は奉納山から奉納温泉に張り出した尾根を登る計画であった。早朝、冬期閉鎖中の奉納温泉に車を付け、100mほど進むと除雪終点であった。地形図を見ながら尾根取り付き点を探ったが間違えたら時間の無駄と思い、小谷温泉に向かう道路の「押立沢出合」からの尾根を登ることにした。 押立沢出合は除雪ステーションになっていて広く除雪されていたので端に車を止めた。道路を隔てた眼の前に張り出した尾根が奉納山への尾根である。 スノーシューを持ってきたが朝の冷え込みで雪が締まっているのでツボ足・軽アイゼンで登ることにした。道路の反対側の雪壁を登るとスキーのトレースが有ったが薄く消えがちである。トレースは押立沢沿いに進んでいたが、すぐに尾根に取りついた。やや急傾斜の雪原を登り数十メートル高度を上げるとスギの植林された尾根に入った。スギ林をしばらく進んでブナの天然林に変って傾斜が増してきた。標高1000m付近からはさらに傾斜が増して雪面に雪割れしたところも現れ、雪崩の危険を感じるところでもある。尾根の左側のブナの大木伝いに高度を上げて行くと雪解けが進んで地面が出る場所であった。ブナの根や雑木に掴まりながら進むと崩壊地に縁で一気に100mほどが切れ落ちていた。滑落のリスクを避けて崩壊地の縁から少し距離をとりながら高度を上げた。そして再び急登の雪原を登り上げて行く。何度も息をつなぎながら喘ぎ喘ぎ登って傾斜の緩む1365m標高点には入山地点からは3時間もかかっていた。「まぁ登りに4時間」と思ってきたので焦りはなかった。 傾斜の緩んだ雪原を少し登って漸く眼の前に奉納山の山頂が姿を現した。ゆっくり登ってもあと1時間と思えば雪原に腰を下ろして休憩した。来し方を振り返ると雨飾山がどっしりと聳え、左側には大渚山、右側には金山・天狗原山が白く輝いていた。 傾斜の緩んだ雪原を行き、山頂直下の少し急登を凌ぎ,ダケカンバの疎林の中眼前に現れた堂津岳に圧倒されながら山頂稜線を進んで奉納山山頂に立った。山頂は樹林の中で良い展望は得られなかったが、一角からは白く輝く火打山が見ることが出来た。雪の上に腰を下ろして30分ほどのランチ休憩をとった、後は往路のトレースを追って下山した。当初計画した奉納温泉への尾根は傾斜がないだけに長く続いていて体力の消耗は激しかったが「こちらを登ってよかったな」と思うのであった。 |