浅間山・前掛山・剣ヶ峰・ 石尊山・小浅間山

浅間山
(前掛山)
アサマヤマ
(マエカケヤマ)
標 高 2546m 信州の里山 山 域 浅間山
登 山 記 録
登山月日 2021年9月15日
登山経路 車坂峠7:15〜トーミの頭8:25/8:40〜湯ノ平9:35〜賽の河原11:10〜前掛山11:25/12:00〜湯ノ平分岐13:20〜火山館13:30〜浅間山荘15:00
行動時間 登り 4時間10分 下り 3時間 合計 7時間45分 (休憩時間・ロスタイム含む) 
天 候
メンバー 萱野さん・佐々木さん・河野さん
情   報
アクセス 車坂峠まで快適山岳道路 浅間山荘て前3キロほどは砂利道
トレイル 人気の百名山トレイルでよく整備されている
水場・toilet 車坂峠と浅間山荘に自販機toiletある 火山館にtoiletある
その他 百名山萱野さん92座目 佐々木さん93座目
山行記


浅間山代替の前掛山


前掛山への外輪山を行く


湯ノ平からザレた道を賽の河原へ


樹林と笹原の湯ノ平


火山館・浅間山荘



百名山カウントダウン中の山友萱野さん・佐々木さんそして河野さんとの浅間山登山である。6時半前に浅間山荘で合流し車一台をデポして車坂峠に向かった。浅間山荘の駐車場も車坂峠の駐車場も10台くらい車が停まっていた。
今日は車坂コースをトーミの頭〜湯ノ平〜前掛山に登り下山は火山館から浅間山荘に下るコースを歩くのである。私にとっても初めてのコースである。浅間山の「噴火警戒レベル1」に下がったのは8月初めであって、待ちわびた登山者が平日にもかかわらず結構いることが分かった。
トーミの頭までは緩い登山道が続く「中コース」を歩いた。トーミの頭では霧に隠されがちながらも浅間山や外輪山の黒斑山・蛇骨岳方面の展望も開けていた。トーミの頭で一息入れて外輪山の草滑りの急坂を湯ノ平に下った。滑り易い道で標高差350mも下って湯ノ平で浅間山荘からの道と合わさった。カラマツ林と笹原の雰囲気のよい良い湯ノ平をJBand分岐まで進み、ザレた登山道に変わって山腹を一直線に切られた中を賽の河原を目指した。やはり私が一番遅い足で同行の皆さんに離されがちであったが、河野さんが一緒に歩いてくれた。シェルターの有る賽の河原に着いて外輪山の先に有る前掛山への道は緩くとても快適な登山道である。浅間山を左に眺めながら15分ほど歩いて前掛山山頂に着いた。
前掛山が火口縁の浅間山山頂に登れない今は浅間山代替の山頂である。百名山92座目の萱野さん、93座目の佐々木さんそしてお二人と同行登山を楽しむ河野さんと記念の写真を撮った。山頂は先着した数組のパーテイが寛いでいた。私にとっては3回目の浅間山であるが、こんな穏やかな山頂は初めてである。霧が晴れて対面の浅間山火口縁を歩く登山者が見えると自然保護レンジャーの腕章を巻いた方が、警告の笛を吹いていた。数年前の御嶽山の悲劇を思えばやはり活火山の危険を冒してまでのルール違反は咎められて当然と思うのであった。(私は前2回ともに火口縁に立っているが・・・)山頂の一角で40分ほどのランチ休憩の後晴れた浅間山をバックに再び記念の写真を撮って前掛山を後にした。
ザレた登山道を湯ノ平に下って車坂コースと分かれて火山館に下り、火山館前で一息入れた後は二ノ鳥居〜不動滝〜一ノ鳥居〜浅間山荘に下った。出ろしておいた車で車坂峠に走った。車坂峠からは明日は草津白根山に登るという萱野さんを地蔵峠まで案内してお別れした。周回コースを回れて案内した皆さんも喜んでくれたのは嬉しかった。


浅間山 アサマヤマ 標 高 2546m 日本百名山

山 域

上信

登 山 記 録
登山月日 2012年10月4日
登山経路

浅間山荘8:45〜火山館10:20〜分岐〜前掛山11:50/12:40〜火口縁13:05〜分岐13;20/13:40〜火山館14;35〜浅間山荘15:50

行動時間 合計7時間05分 (休憩時間を含む)
天  候 曇・晴
メンバー 単独

情  報

アクセス 浅間山荘まではダートも整備されている
トレイル 良く歩かれて快適なトレイルも浅間山山体はザレている
水場・トイレ 飲料水トイレとも登山口の浅間山荘で
その他 山頂から500m以内は登山規制中

山行記

 
前掛山山頂と湯の平から見る浅間山

 
火山館と湯の平の黄葉

 
避難用シェルターと付近から見上げる火口付近

車坂峠に延びる県道から分かれ、浅間山荘までの約4キロの林道は砂利道ではあるが良く整備されている。
浅間山荘の駐車場は平日にもかかわらず10台以上の車が留まっていて日本百名山の人気が分かると言うものである。鳥居を潜って林道跡の登山道を行き、不動滝コースを登るが、緩い勾配の登山道は良く整備されていてとても歩きやすい。樹林帯を抜けると右側に牙山が屹立し、左側にはトーミの頭が見えてきて、やがて火山館に着いた。
火山館から上が「湯の平」で、浅間山と外輪山の間の平原になっていて、天然落葉松の低木や草原が黄葉していた。湯の平を過ぎると浅間山本体に掛り、噴石や火山灰のザレた道を斜めに一直線に登りあげてゆく。登りついたところが第二外輪山の前掛山方面との分岐になっていて、避難用のシェルターが設けられていた。ここから浅間山の火口までは登山禁止でロープが張り廻られていた。しかし禁を犯して火口に向かう登山者の姿も見える。
前掛山へは外輪山を緩く登って行き、わずかな時間で到着した。登山規制中の日本百名山・浅間山はここが代替の山頂である。あいにくガスの中で展望は開けないが山頂で昼食休憩をとる。時折ガスが切れて浅間山の火口付近や山麓の御代田町も姿を見せてくれる。1時間近く休憩し火口への分岐に戻り、火口まで足を延ばしてみた。残念ながら霧深く火口底を望む事は出来なかった。再び分岐に戻ると劇的に霧が晴れて周囲の展望が開けてきた。シェルター付近から開けた火口縁をカメラに収めて湯の平に下った。
湯の平で、「車坂峠からトーミの頭を経て草すべりを下って浅間山登山を果たした」と言う愛媛からの初老の夫婦登山隊を誘って山談義を楽しみながら火山館から浅間山荘に下った。浅間山荘から夫婦登山隊を車坂峠に送って、湯の丸高原に回って帰宅した。

浅間山噴火予報  2012年10月現在
噴火警戒レベル1(平常)
火山活動は静穏。火山活動の状態によって、火口内で火山灰の噴出等が見られる。
(この範囲に入った場合には生命に危険が及ぶ)。
火口付近立入禁止 (火口から500メートル以内規制)

 
火口縁と火口縁から見る前掛山方面

 
第一外輪山の黒斑山〜蛇骨岳

 
トーミの頭と牙山


剣ヶ峰 ケンガミネ 標 高 標高2000m超峰 山 域 浅間山外輪山
登 山 記 録
登山月日 2017年11月9日
登山経路 浅間山荘7:50〜ヒサシゴーロ尾根取付8:15〜剣ヶ峰11:00/12:00〜尾根取付13:55〜浅間山荘14:15
行動時間 登り 3時間10分 下り 2時間15分 合計 6時間25分  (休憩時間1時間・ロスタイム含む) 
天 候 晴・強風
メンバー 単独
情   報
アクセス チェリーパークラインから浅間山荘までダートもよく整備されている
トレイル ヒサシゴーロ尾根は登山道とは言えないがそれなりに踏み跡・標識・赤布ある
水場・トイレ 浅間山荘にtoilet自販機水場あるがその先には無い
その他 しずかな浅間山を楽しめる
山行記


剣ヶ峰山頂から浅間山


明るいヒサシゴーロ尾根
浅間山荘から火山館への道を20分ほど歩くと張り出した尾根の樹木に黄色い矢印があって、剣ヶ峰に続くヒサシゴーロ尾根の入り口である。雑木林の中急登が続いていて、踏み跡は落ち葉に隠されがちで鮮明とは言えないが赤布もあって迷うことはない。標高1800mを超える頃には小灌木帯に出て砂礫の混じる明るいトレイルが続いていた。岩屑が重なる場所もあって緩やかに高度を上げて行くが、北風が強く吹き飛ばされそうである。耐風姿勢で高度を上げて行くとやがて笹原の中に道となり、最後は草地の中を歩いて剣ヶ峰山頂に着いた。手製の山頂標識は草地の中に落下していた。細長い山頂を進んで天狗の露地に下る場所で風除けしながら浅間山のガスが晴れるのを待った。1時間ほど待ったが満足ゆくまで晴れないので山頂を後にした。岩屑の重なる場所で風除けしながら昼食を摂ったあと往路をゆっくりと下った。


黒斑山方面の外輪山・明瞭な踏み跡と標識


石尊山 セキソンザン 標 高 1668m 信州ふるさと120 山 域 浅間山前衛
登 山 記 録
登山月日 2014年11月19日
登山経路 追分千メートル林道10:00〜血の滝〜短縮登山口11:20〜石尊山12:00/13:00〜林道14:30
行動時間 登り 2時間 下り 1時間30分 合計 4時間30分 (休憩時間・ロスタイム含む) 
天 候
メンバー 単独
情   報
アクセス 千メートル林道登山口まで舗装道路
トレイル 雑木林の中緩く登って行き、オハグロ池付近から勾配が増すが全般的に快適トレイル
水場・トイレ 水場・トイレともに登山口にもない
その他 とても歩きやすい登山道が続いている
山行記

石尊山から見る晩秋の浅間山


赤滝(血の滝)・おはぐろ池

追分の「千メートル林道」の登山口が分からずに、30分ほどウロウロしてしまったが、浅間山麓を巻く千メートル林道をサイクリング楽しむ地元の方が親切に登山口を教えてくれた。登山口には4台ほど駐車できるスペースもあり、先行したと思われる登山者の車が2台止まっていて、大きな登山案内看板も有った。「追分登山口まで0.6キロ・石尊山山頂まで5.4キロ」表識もある。登山道はアカマツとクヌギやナラなどの雑木の混合林の中に緩く続いていた。林道を横断するたびに石尊山への案内看板もあって迷うことはない。追分からの中間点の3本目の林道を横切って沢音が聞こえると濁川で、赤茶けた水が5mほど落下する「赤滝(血の滝)」が見えた。「鉄分を含んだ湧水が空気に触れて茶色に変色する」という看板があった。赤滝からわずかに進むと、林道に出て、登山案内看板が立つ広場があった。以前はここまで車が入れたのだろうかと思う、短縮登山口である。ここに来るまでの林道は千メートル林道分岐で、進入規制されているようだ。
ここからが本格的登山道であって、少し勾配が増した登山道を進むと、湧水池の「おはぐろ池」に着いた。おはぐろ池に湧く水も鉄分を含んでいて、池は沈殿物で赤茶色で、池の畔には「血の池弁財天」の小さな祠があった。この辺からは落ち葉が登山道を隠すようになるが、その分葉っぱを落とした登山道は明るく、カサコソと落ち葉踏みながらの快適トレイルである。この辺りで山頂踏んで下ってきた登山者と交差した。「稜線に出たな」と思うと平坦な石尊平であった。ここから浅間山山頂に登る登山道が延びていたが、立入禁止看板があり、登山道入口はロープで規制されていた。「今は噴火警戒レベル1で、火口から500m以内の禁止であるから入山してもよいと思うのだが・・・」

石尊平からはわずかな時間で石尊山山頂に着いた。山頂からは前方に軽井沢・御代田方面の展望が開けていたが少し霞んでいた。後方を振り返ると浅間山が大きく聳えていて、外輪山の前掛山はすぐそこに見える。

山頂で展望を楽しみながら昼食をとり、1時間ほど滞頂の後往路を下った。

おはぐろ池付近に来るとカモシカが登山道脇に佇んでいて、私を見ても逃げない。カメラを向けてもじっとこちらを向いている。シャッターを押しながら少しずつ近づいてゆく。手を伸ばせば届くほどの距離に来ても逃げないのである。私は語りかけながら至近距離で一枚撮った後、お別れした。おはぐろ池kらすぐ下ると単独行が登ってきたのでカモシカが近くにいることを教えて樹林の緩いトレイルを戻った。単独行氏は火山の調査とか言って短縮登山口まで軽トラックで乗り付けていた。あとは明るい樹林の中緩いトレイルを走るように下った。


石尊平・石尊山頂


登山道で待っていてくれたカモシカ


小浅間山 コアサマヤ 標 高 1655m 東信の里山 山 域 浅間山前衛
登 山 記 録
登山月日 2020年4月15日
登山経路 峰ノ茶屋10:30〜小浅間山11:20/12:00〜峰ノ茶屋12:30
行動時間 登り 50分 下り 30分 合計 2時間 (休憩時間・ロスタイム含む) 
天 候
メンバー 杉山さんと
情   報
アクセス 峰ノ茶屋までR148
トレイル 2日前の新雪踏んで 夏道もよく整備されていると思われる
水場・トイレ 峰ノ茶屋に自販機toiletあるが今回は閉鎖されていた
その他 雄大な浅間山を見上げる好展望台の山
山行記


小浅間山山頂


山頂間近


山友杉山さんとの久しぶりの同行登山である。峰ノ茶屋の駐車場で合流し2日前に降った新雪が残る登山道をうろこ板のスキーで歩くという杉山さんと登山道に入った。5センチほどの新雪はすでに消えかかっていたが、浅間山分岐から小浅間山への登山道にはまだたっぷりと残っていた。1時間もかからず登りついた山頂からは雄大な浅間山が眼前にデーンと控えていた。山頂の一角枯れススキに腰を下ろし珈琲を淹れてランチ休憩をとった。休んでいる間に2組の後続パーテイが登って来た。気温が一気に上昇しストップ雪で苦戦しながら下る杉山さんの後を追って分岐まで下り、その先は杉山さんはスキーを担いで下った。
子ども連れの夫婦が登って来たがファミリー登山には最適な小浅間山である。


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