南八ヶ岳登山記録(無雪季)

八ヶ岳 冬季の登山記録


横岳 ヨコダケ 標 高 2829m 標高2000m超峰 山 域 八ヶ岳
大同心 ダイドウシン 標 高 2650m 山 域
小同心 ショウドウシン 標 高 2760m 山 域
登 山 記 録
登山月日 2017年7月7日
登山経路 南牧村海ノ口自然郷横岳登山口(6:45)〜三叉峰10:25/10:40〜横岳(11:00/11:25)〜主稜線縦走路(11:40/12:25)〜大同心往復(12:25/12:50)〜鎖場(12:55)〜小同心往復(12:55/13:20)〜横岳(13:30/13:40)〜三叉峰(13:55)〜登山口(16:30)
行動時間 合計 9時間45分 (休憩時間・ロスタイム含む) 
天 候
メンバー 単独
情   報
アクセス 海ノ口自然郷まで快適道路が続く
トレイル 杣添尾根を直登するが樹林帯の中転石交じりの悪路もある
水場・トイレ 沢水取れるが飲用は?toiletは登山口にも無い
その他 大同心・小同心は入山禁止ではないが植生保護のロープで立ち入り禁止されている
山行記


杣添尾根を登る


三叉峰と横岳山頂


主稜線から観る大同心・大同心から観る主稜線


大同心から横岳小同心


縦走路から見る小同心とその山頂


海ノ口自然郷の横岳登山口には6時半過ぎに着いた。前夜は小屋泊まりしたと思われる他県ナンバーの車が4台ほど止まっていて、私の後にも多摩ナンバーの車が続いていた。
もう3度目の杣添尾根からの横岳であり、勝手知ったる道と思ったのであるが、記憶とは遠い杣添尾根であった。登山口からは別荘地の中の遊歩道を行き30分ほどで本格的登山道になった。杣添沢の木橋を渡って杣添尾根に取り付く。当初はシラビソ林の中緩く登って行き、やがて転石交じり・木の根絡まる荒れた道となり高度を上げて行く。標高2400mを超える頃になると尾根を外してダケカンバ林の中をトラバース気味に進み、最後はハイマツ帯に出て一気の急坂となって三叉峰の登り着いた。8年前の前回は3時間15分で登り着いた八ヶ岳主稜線であったが、今日は3時間45分も掛かっていた。
梅雨の晴れ間を狙ってきたのであるが、三叉峰に着くころにはガスも上がってきて展望はなかった。三叉峰で一息入れて高山植物を眺めながら横岳に向かい、晴れるのを待ちながら休憩するも中々晴れない天気に気を揉む。何しろ目の前に聳えているはずの大同心・小同心の姿が見えないのである。横岳から鎖場を下って鎖場の中間付近で小同心への道を確認した後稜線に出て大同心への分岐と思われる付近の岩に腰を下ろして昼食を摂った。昼食後付近を行き来し大同心への道を探していると運良く霧が晴れて大同心が姿を現し、稜線からの分岐に踏み跡を見つけることができた。「植生保護のため立ち入り禁止」の看板が下がるロープを跨いで砂礫地に踏み跡を追う。岩場まで下ってザックを下ろし空身になってハイマツ帯から鞍部に下った。赤茶けた露岩の鞍部からはしっかりした登山道があって、緩く大同心の岩塔に続いていた。岩塔はハイマツに囲まれた小広い広場になっていた。ガスに切れ切れに主稜線や横岳・小同心が見えて写真を撮ることができた。山頂で写真を撮った後は来た道を急いで戻る。「進入禁止のロープを跨いだ罪悪感があるので、他の登山者に見られたくない」思いが強かったが、縦走路に戻るまで誰にも見られることはなかった。
縦走路に戻りすぐ先の鎖場に移動、ここもロープに「植生保護のため立ち入り禁止」の看板が下がるロープを越えて、岩陰にザックを預けて岩場をトラバースして行く。しっかりした道が付いているので危険は感じない。小同心との鞍部に下るとウルップソウが群生して咲いていた。縦走路から見ると屹立して見える小同心の岩峰も鞍部からは緩く続いていてあっけなく岩塔に立つことができた。鞍部に下って花々をカメラに収めた後岩場を慎重に戻り、鎖場・鉄梯子を登って横岳には13時半に戻った。夏季休暇に入ったのだろうかと思う大学生のパーティーが休んでいた。ザックに残しておいたリンゴをかじった後は三叉峰から杣添尾根を一気に下った。8年前には三叉峰から登山口まで1時間50分で下ったが今日は2時間半もかかってしまい、脚力の衰えを如実に思い知らされたのである。



小同心の岩場に咲くウルップソウとチョウノスケソウ


赤岳 アカダケ 標 高 2899m 日本百名山

山 域

八ヶ岳
横岳 ヨコダケ 標 高 2829m 花の百名山

山 域

八ヶ岳
登 山 記 録
登山月日 2009年6月19日
登山経路 海の口自然郷登山口6:35〜杣添尾根〜三叉峰9:50〜赤岳11:10/11:25〜三叉峰〜横岳12:50/13:20〜三叉峰13:35〜登山口15:25
行動時間 合計 7時間50分 (休憩時間を含む)
天  候
メンバー 単独

情  報

アクセス 別荘地の横岳登山口まで舗装道路
トレイル 杣添尾根は木の根の絡まる登山道であるが緩い勾配で続いている最後はハイマツ帯の急登
水場・トイレ 水場は途中で沢水取れる トイレは登山口にもない 山上の各小屋で
その他 この時期は標高2500mを越えると登山道に残雪ある

山行記


赤岳山頂と横岳山頂であった輝ジィージさんご夫妻


杣添尾根はシラビソの林を行き最後はハイマツ帯を登る

ツクモグサが花開いたと言う便りを聞いたので、横岳最短登山口の野辺山高原の別荘地・海の口自然郷に車をつける。このコースは1998年ムスコと二人、初めて八ヶ岳に登ったコースで懐かしい限りだ。別荘地は1300mの野辺山高原からさらに高度を上げており、登山口は既に標高2000m近いかもしれない。登山口には駐車場も完備されているがトイレや水場などはない。先行した者か、山上の山小屋で宿泊した者かは分からないが、5台の車がとまっていた。

今回は花見登山である、出来るだけ軽荷にして登山道に入る。別荘地の中の歩経路を15分ほど進み本格的な登山道に入る。小さな沢を渡ると杣添尾根である。シラビソとコメツガの幼木の中を行く。しばらくすると後続の単独女性が追いついてきた。随分速い足でビックリする。一旦先を譲るが又すぐ先で合流し山談義をしながら登り続ける。単調な単独行よりは気もまぎれて時間の経つのが早く感じる。雪解け水で荒らされた登山道も今は水の流れもなくズボンや靴を汚さなくても済む。シラビソ林がダケカンバに変わる頃は登山道に残雪が現れる。そして登山道は尾根を外して山腹を行くようになる。まだまだ残雪たっぷりで足をとられるのである。残雪が消えるとハイマツ帯になり急登になる。被さるような道を20分も凌げば八ヶ岳縦走路の三叉峰に登りついた。ここまで登山口から3時間15分である。
曇り空ながら赤岳もしっかりと姿を見せている。登ってきた杣添尾根を振り返ると尾根の下に野辺山高原の野菜畑を覆うビニールが白く光っている。
休むことなく日の岳方面に足を進める。登山道の脇にはハクサンイチゲの白い花が開いている。目標のツクモグサも今が見頃と可憐に花開いていた。それらを写真に収めた後、「ここまで来たからには赤岳へ」と岩稜の鎖場を下って赤岳天望荘へ向かい、さらに一汗かいて赤岳山頂に立った。3月の雪山以来通算4度目の赤岳である。残念ながら山頂に着くころは霧も巻いてきて展望は得られない。
少々休憩の後、往路を三叉峰に戻り、僅か先の横岳に向かう。こちらの縦走路にもツクモグサが開きウルップソウの蕾も膨らんでいた。もう一つの目標チョウノスケソウは発見できなかった。横岳山頂で昼食休憩をとっていると新潟から来た夫婦登山隊と話が弾み山と花談義を楽しむ。ネットで時々見かけるHさんであった。私がチョウノスケソウだとばかり思っていたのはハクサンイチゲであることを指摘され頭をかくのであった。

三叉峰に戻って、小屋泊まりの登山者が登ってくる中杣添尾根を下る。最後は岩村田高校の山岳部の先生・生徒と足を合わせながら海ノ口自然郷の登山口には三叉峰から1時間50分で下りついた。

 

横岳に咲く花々



ツクモグサ



ハクサンイチゲ





阿弥陀岳 アミダダケ 標 高 2805m 日本標高百座

山 域

八ヶ岳
赤岳 アカダケ 標 高 2899m 日本百名山

山 域

八ヶ岳
権現岳 ゴンゲンダケ 標 高 2715m 日本標高百座

山 域

八ヶ岳
編笠山 アミガサヤマ 標 高 2524m 隠れ名山

山 域

八ヶ岳


霧の阿弥陀岳山頂で


赤岳山頂も霧の中だった


権現岳


権現岳からの展望 (左)北岳・甲斐駒ケ岳 (中)阿弥陀・赤岳 (右)赤岳


青年小屋から編笠山へ。振り返ると権現岳と南八ヶ岳の主峰が光っていた

登 山 記 録
登山月日 2004年10月24日〜25日
登山経路 第一日目 美濃戸口8:25〜美濃戸9:10/9:25〜行者小屋11:35/11:55〜稜線12:45〜阿弥陀岳13:05〜稜線13:30〜中岳〜赤岳14:30〜赤岳頂上小屋(泊)
第二日目 赤岳頂上小屋7:10〜キレット〜キレット小屋8:15/8:30〜権現岳9:45/10:50〜青年小屋11:35〜編笠山12:00/12:20〜観音平13:50
行動時間 第一日目6時間05分 第二日目6時間40分 合計12時間45分(休憩時間を含む)
天  候 第一日目晴/霧  第二日目霧/晴
メンバー 山友・宮澤和彦氏と二人

情  報

アクセス ご存知美濃戸までは問題なし
トレイル よく整備されている キレットも少しも気にならない
水場・トイレ 各小屋に有る。別名小屋が岳というほど小屋が整備されている。
その他 別名小屋が岳というほど小屋が整備されている。

山行記

山梨県大泉村の観音平に私の車を置いて、Mさんの車で美濃戸口に回る。今日は昨年同じ時期南ア黒法師岳で知り合ったMさんとの再会登山である。美濃戸山荘に車を預けて、まだまだ車の進入できる道を1時間歩いて小松山荘に着く。ここから行者小屋目指して南沢の道に入る。
沢沿いの道で結構傾斜があるがトレイルはジグザグが切ってあり、歩きやすい。さすがに人気の八ヶ岳へのプロローグと言うところだ。2時間も有ればゆっくり到着するだろうと思っていたが、一生懸命歩いても2時間を超えていた。昨日の中央アルプス烏帽子ヶ岳登山の疲労が残っているようだ。
行者小屋に着くと韓国人の団体登山者が大きな声を上げて眼前の赤岳に感動している。マー大目にみても少しはしゃぎすぎだと思う。地元の日本人は眉をひそめながら、何処の山にきているのかと思うのである。
阿弥陀岳を目指して中岳道を登る。ここも急坂の樹林帯の中にジグザグが切ってあり、安心して歩ける。この中岳道を歩く頃から天候悪化して霧が巻き始め、稜線に着くと完全に霧の中であった。
稜線にザックをデポして鎖場をよじ登って阿弥陀岳を目指す。15分ほどで霧の中の阿弥陀岳山頂に登りつく。記念の写真を撮ってすぐ引き返し、中岳を回って今度は赤岳目指す。文三郎道を合わせてザレタ道を登ると、やがて山頂への岩場となる。山頂まで30分の案内看板があったが鎖を頼りに気合いを入れてよじ登ると20分も掛からずに赤岳山頂に飛び出した。
6年ぶりの赤岳山頂は乳白色のガスの中であって感激が薄い。
今日の行程はここまでで、山頂に立つ頂上小屋に入る。思ったよりずっときれいな小屋でびっくりする。下着を着替えて「天の窓」と言われる食堂でMさんと二人酒を酌み交わしながら山談義を楽しむ。酔いの回る頃には夕食となる。これも思ったよりおいしい焼き肉の夕食にありつき満足の頂上小屋の一夜が更けてゆくのであった。

赤岳頂上小屋の夜は風が窓を揺すり熟睡にはほど遠い一夜であった。
夜が明けると外は弱い霧雨である。10人ほどの宿泊者はみんな予想と反した天候に声もない。
朝食をとるとそそくさとそれぞれの目的地に向かって小屋を出発していった。雨着をつけて外に出るが濡れるほどの霧雨でもない。私とMさんは赤岳山頂を踏んで記念写真を撮ったあと、キレット越えに掛かる。
少し霧で濡れた岩場を慎重に下る。晴れていれば素晴らしいところを歩いていることが想像できるのであるが・・・・。一旦緩くなった岩場を過ぎて、いよいよキレットの核心部に来ると、この夏、槍ヶ岳〜西穂高岳まで縦走したときの大キレット越えがいやが上にも思い出させられる。ペンキマークを拾って慎重に下る。
やがてキレット小屋の青い屋根が見えてきた。キレット小屋迄は赤岳山頂から1時間15分で下り、15分の休憩をする。ここから又権現岳への登りとなる。霧の中であった赤岳も少しずつ晴れてゆく。その都度振り返りながらゆっくり登る。最後は長い梯子を登り切ると権現岳であった。
然しここで勘違いをする。権現小屋の先に見えるギボシを権現岳と思いこみ権現岳を踏まずにギボシに廻り間違いに気付いて権現岳に戻る。
特徴ある岩場の山頂に手を掛ける。この間違えが幸運であって、ロスをしている間に完全に赤岳方面の霧が晴れて八ヶ岳主峰群の展望が開けて驚喜するのであった。結局カメラを向けたり、軽食休憩を夾むと1時間以上も権現岳に滞頂したのである。そしてギボシを巻いて青年小屋に下る。更に巨石の道を編笠山に登り返す。
編笠山到着は12時ジャストであった。今朝、観音平から登ってきた登山者が休憩している。
権現岳方面を振り返ると完全に霧の晴れた南八ヶ岳の全貌が雲一ついない空の下に広がっていたのである。
ここでも思う存分シャッターを押す。
そして急坂を下り、優しいトレイルとなった樹林帯を一気に観音平に下る。
山友・Mさんとの1年ぶりの再会登山も又、思い出深い八ヶ岳となったのである。

2009年3月 硫黄岳〜横岳〜赤岳


西岳 ニシダケ 標 高 2398m -

山 域

八ヶ岳
編笠山 アミガサヤマ 標 高 2524m -

山 域

八ヶ岳
登 山 記 録
登山月日 2009年10月4日
登山経路 富士見高原西岳登山口7:05〜西岳9:55/10:10〜青年小屋11:05〜編笠山11:30/12:15〜西岳登山口14:15
行動時間 合計 7時間10分(休憩時間を含む)
天  候
メンバー 甲府市のAさんと

情  報

アクセス 富士見高原ゴルフ場まで舗装道路
トレイル 西岳への登路は緩い勾配で歩きやすい 稜線は苔むす登山道 
編笠山からの下りは山頂部は巨石累々の中も樹林帯はジグザグきった歩きやすい登山道
水場・トイレ 西岳登山道の中間と青年小屋の近くに見ずばある。トイレは青年小屋にある。
その他 人気の八ヶ岳では比較的静かな山歩きが楽しめる。

山行記


(左)西岳から編笠山(右)編笠山から西岳


西岳から見る権現岳


青年小屋と編笠山山頂

富士見高原ゴルフ場の打放し練習場が西岳・編笠山の登山口で、初めての登山者には少々分かりづらい場所である。今日の山行を誘ってくれた甲府のAさんが待っていてくれた。
天候の崩れも心配ないので軽いザックで登山口を入る。緩い傾斜の樹林帯を行き、林道を2度ほど横切り、徐々に高度を上げてゆく。トイレもある水場で一息入れる。1時間に1回の休憩を挟みながら登る。健脚のAさんにピタリと後に付かれると私にとっては少し速いペースにならざるを得ない。
樹相もシラビソ林から潅木に変わってくると右側に編笠山が望めるようになり、更に高度を上げると、編笠山方面からしか見たことの無い権現岳の岩峰が見えてきた。登山道に露岩が現れるようになると西岳山頂はすぐであった。
登山口からは2時間50分ほどの時間であった。先着した登山者が一人休んでいた。
私達も15分ほど休んで、青年小屋方面に稜線を行く。背の低いしらびそ林の中は苔むして落ち着いた高山の雰囲気が漂っている。何よりも人気の八ヶ岳にあって静かな稜線歩きが楽しめることが一番である。Aさんと尽きぬ山談義も時間の経つのが早いというものだ。豊富な沢水が流れる水場に来ると青年小屋は目の前であった。昼前のこの時間ではテントは一張りもなかった。休憩も取らず、編笠山への巨石の中の登山道を登る。
少々汗をかいたが編笠山には西岳から1時間20分11時半の到着となった。
観音平方面からの登山者で山頂は大賑わいである。阿弥陀・赤岳・権現岳の南八ヶ岳主峰を見ながら昼食休憩を取る。次回の山行計画を相談しながらあっという間の山頂ステイであった。
山頂からは信濃境への道を下る。山頂直下の巨石の中を下ると、樹林帯の中ジグザグ切った道となり、少し迷いやすいところもあった。
途中一回の休憩を挟んでゴルフ練習場の登山口には編笠山山頂からは2時間で下りついた。
好天の下、秋の一日をお付き合い頂いたAさんにお礼を言ってお別れしたのである。

 

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