北Alps前衛の山
(雨引山・唐沢山・富士尾山・浅川山・角蔵山・古城山)

城山(西山) ジョウヤマ 標 高 870m 中信の里山 山 域 大町市・松川村
大洞山 オオホラヤマ 標 高 1093m 山 域
登 山 記 録
登山月日 2020年11月19日
登山経路 西山城址登山口9:00〜城山9:45/9:55〜大洞山11:10/12:10〜城山13:15/13:20〜登山口13:50
行動時間 登り 2時間10分 下り 1時間40分 合計 4時間50分 (休憩時間・ロスタイム含む) 
天 候
メンバー 水谷さん・日野さん
情   報
アクセス 西山城址登山口までは一般道
トレイル 西山城址の城山までは遊歩道が整備されている その先大洞山まで藪無しの尾根に赤布追う
水場・トイレ 登山口・山中に水場・toiletは無い
その他 城山は展望が良いが大洞山は樹林の山頂
山行記


西山城址の城山山頂と大町市方面



大町市と松川村境の西山城址公園入口が城山への登山口で、矢口氏が治めて武田氏に滅ぼされたという西山上肢の遊歩道はジグザグ切って快適に登って行く。15分ほどで三の曲輪に着くと休憩舎も立ち島木赤彦の歌碑が立っていた。さらに15分ほどでニノ曲輪でここにも石碑が立っていて後方には顕著な空堀を見ることが出来た。登山口からはゆっくり歩いて45分ほどで西山城址の城山に着いた。鳥居と小さな社殿が有り、眼下に大町市や池田町の安曇野北部が開けていた。城址広場の真ん中には三等三角点が有った。城山で一息入れた後後方の尾根に入るが、城山からは100mほど下って行き、高度を30mほど下げて最低鞍部である。最低鞍部からは雑木林の急坂を直登して行くが踏み跡薄く赤布を追うようになる。それでもそれとなく踏み跡が続いていて道迷いの心配はなかった。緩急繰り返しながら2か所の小ピークを越えて、大洞山の山頂稜線に登りつき山頂稜線を数分歩いて樹林の中で展望のない大洞山に登りついた。山頂には三角点が無く最高点の雑木の幹に見慣れたSK氏の赤テープが巻かれていて「大洞山」と書かれていた。倒木に腰を下ろしてcoffeeを淹れたランチ休憩である。山の猛女のま〜こさん・サトさんとは山談義で話が尽きないのであった。1時間ほどの山頂stayの後山頂を辞して往路を下った。2回ほど支尾根に迷い込みそうなところもあったがGPSでトラックを確認しながら城山に戻った。城山から遊歩道を下るころには単独の2名の登山者が登って来た。城山まではトレランやリハビリ登山にはもってこいの山である。





樹林の中の大洞山山頂


雨引山 アメビキヤマ 標 高 1371m 中信の里山 山 域 北Alps前衛
唐沢山 カラサワヤマ 標 高 1575m 山 域
登 山 記 録
登山月日 2019年11月23日
登山経路 馬羅尾高原雨引山登山口8:00〜雨引山9:40/10:00〜下山道分岐〜送電鉄塔「#36」10:20〜唐沢山11:50/12:20〜鉄塔13:10〜雨引山登山口14:00
行動時間 登り 下り 合計 6時間 (休憩時間・ロスタイム含む) 
天 候
メンバー 単独
情   報
アクセス 馬羅尾高原キャンプ場の先登山口まで狭いながらも舗装道路
トレイル 雨引山登山道はよく整備されているが唐沢山は笹原や岩場の急登に赤布を追う
水場・トイレ 馬羅尾キャンプ場にtoilet水場ある
その他 里山と岩山の醍醐味をを味わうことが出来る
山行記


里山風情の漂う雨引山山頂



松川村の馬羅尾高原キャンプ場の休養施設の林遊館に駐車して登山道に入ろうと思ったが、登山口の近くに駐車スペースがあったので車を停めた。雨引山登山口には「最初は急登が続くのでゆっくりと」の看板も立っていた。登山道に入ると杉林の中、看板通りの急坂が続いていたが、しっかりとジグザグ切って有り、距離も時間もそれほど苦になるほどではなかった。尾根に登りつくと送電鉄塔が立っていて、その先にも鉄塔巡視路を兼ねた快適トレイルが続いていた。やがて巡視路を分けた登山道は小さなピークをいくつか踏みながら尾根を忠実に進む。大岩が現れ巻く道もあり、ロープの下がる急坂や崩壊地の縁を進む所もあったが危険を感じるほどではない。大きな目印となるコメツガの大木を見て下山道分岐に着き、最後は少し傾斜の増した登山道を歩いて雨乞い神社の鳥居が立つ雨引山山頂に着いた。
山頂は絶好の展望台で眼下に松川村や池田町が広がっていたが、周囲の山々には雲がかかっていたのは残念であった。それでも後方の鹿島槍ヶ岳が白く輝いていた。軽食とりながらしばし休憩の後往路を下り、下山道分岐から下山道に入り東京電力高瀬線の兄妹鉄塔#36に下った。まだ時間も早いので送電鉄塔から唐沢山に登ることにした。
唐沢山への道は送電鉄塔の一角から笹薮の中に続いていた。背丈ほどの笹薮を突破すると腰丈から膝丈に変わり、薄いながらも笹の下に踏み跡がついていた。やがて急登の尾根を直登するようになり、笹をつかみながら高度を上げて行く。笹原を過ぎると樹林帯に入り岩場が連続するようになった。唐沢山の核心部の尾根直登は巨岩を縫うように赤布を追って高度を上げて行き、勾配が緩むと山頂稜線に出て再び低い笹原の道となった。山頂稜線を20分ほど進んで最後は巨岩に突き当たり、巨岩を巻くようにして後方から唐沢山山頂を踏んだ。唐沢山の山頂には巨大な岩峰で山頂には登れなかった。岩峰の風穴をくぐって前門に出てランチ休憩を取った。ランチ休憩の後は滑落道迷いに気を付けながら慎重に急坂を下った。巨大鉄塔からは下山道を道標に導かれながら歩いて登山口に下った。




岩場の急登を直登して巨岩の唐沢山山頂へ


富士尾山 フジオサン 標 高 1296m 中信の里山 山 域 安曇野市北Alps前衛
登 山 記 録
登山月日 2019年12月20日
登山経路 北ノ沢登山口9:10〜温泉山(?)9:30〜富士尾山10:50/11:30〜温泉山12:40〜登山口13:00
行動時間 登り 1時間40分 下り 1時間30分 合計 3時間50分 (休憩時間・ロスタイム含む) 
天 候
メンバー 山猫ま〜こさんと
情   報
アクセス 満願寺への舗装道路を分けて北ノ沢林道を150mほど砂利道を走る
トレイル 笹の被さるところもあるが緩い勾配の尾根歩きが続く
水場・トイレ 登山口・山中に水場・toiletはない
その他 安曇野に突き出した北Alps前衛の山
山行記


富士尾山山頂


稜線に登りついた温泉施設のある展望地


登山口は安曇野市穂高有明のアートヒルズミュージアム近くにあるがなかなか見つからなくて2週間ほど前に後方の満願寺からの北ノ沢林道からの登山口を確認してあった。山友ま〜こさんとアートヒルズで合流し登山口に向かい満願寺から分岐する北ノ沢林道を少し走って登山口に着いた。登山口からはひざ丈の笹原の登山道を20分ほど歩いて稜線に着くとアートヒルズからの道が合わさり温泉の源泉施設と思われる施設があった。その後は緩急を繰り返しながら右側に安曇野を見ながらの稜線歩きが続いていた。途中で1回休憩をはさんで登山口からは1時間40分ほどで富士尾山山頂に着いた。山頂は樹林の中で展望は開けていなかったが葉っぱを落とした樹間に安曇野を望むことが出来た。山頂で40分ほどランチ休憩の後往路を下った。下る途中で山スキーで知られる総裁と会った。


浅川山 アサカワヤマ 標 高 1743m 中信の里山 山 域 北Alps前衛
登 山 記 録
登山月日 2020年9月8日
登山経路 北沢林道(12キロ地点)駐車9:40〜浅川山10:05/10:15〜駐車地点10:30
行動時間 登り 25分 下り 15分 合計 50分 (休憩時間・ロスタイム含む) 
天 候
メンバー 水谷さんと
情   報
アクセス 満願寺奥に延びる北沢林道は全面舗装の林道
トレイル 藪山も山頂付近には薄い踏み跡
水場・トイレ 無し
その他 運良く林道に入れた
山行記







満願寺奥から延びる北沢林道はその昔は中房温泉に通じる道でもあったが、林道中房線が開通後はその役目を終えて、今は大峠付近から先は崩落激しく通行できないようだ。安曇野市のホームページで水子地蔵から28キロ地点までは通行可能を確認した。起点となる満願寺付近にはサルの群れが跋扈していた。水子地蔵を過ぎるとゲートが有ったが開放されていてその先も小枝や落ち葉が積もるところもあったが概ね快適に走行できた。10数キロ走って舗装道路の終点に着いた。峠状態でここが林道の最高点かと思いGPSで確認すると浅川山を通り過ぎていた。同行のま〜こさんにGPSを確認しながら林道を2キロほど戻ってヘアピンカーブ付近に浅川山から派生する尾根が合わさっている場所に戻った。付近の路肩に駐車して尾根を目指して笹薮の中を進む。笹薮が薄くなるとはっきりした踏み跡が現れて赤布も下がっていた。入山地点からは20分ほどで笹薮の中かり払われた浅川山三角点に着いた。つい最近も訪れたものがいることが分かるほどの山頂であった。三角点をカメラに収めしばし休憩の後は往路を戻り途中からは赤布を追って林道に下った。


角蔵山 カクゾウヤマ 標 高 1296m 中信の里山 山 域 安曇野市北Alps前衛
古城山 コジョウヤマ 標 高 953m 地維新の里山 山 域
登 山 記 録
登山月日 2020年2月24日
登山経路 あるぷすあずみの公園〜林道岩原城跡入口9:15〜住吉神社登拝道9:30〜稜線分岐10:00〜角蔵山10:40/10:50〜稜線分岐11:25〜住吉神社11:35〜古城山12:10/12:40〜岩原城跡入口13:00
行動時間 合計 3時間45分 (休憩時間・ロスタイム含む) 
天 候 快晴
メンバー 単独
情   報
アクセス あるぷすあずみの公園岩原地区から後方の林道舗装道路終点に駐車 その先に砂利道の林道延びる
トレイル 住吉神社登拝道と岩原城跡遊歩道は急坂ながら整備されている 稜線は笹薮被さる煩い道もある
水場・トイレ toiletは「あるぷすあずみの公園」にあるがこの時期冬季閉鎖中や時間規制が有った
その他 低山ながら見どころの多い山であった
山行記


角蔵山山頂の三角点


住吉神社登拝道と住吉神社


アルプスあずみの公園岩原地区の後方に延びる林道に入って舗装道路の終点が岩原城址の遊歩道入口であった。林道はその先にも延びていたが舗装道路の終点脇に駐車スペースが有ったので車を停めた。岩原城址見学は稜線歩きの終点にして林道に入り20分ほどで住吉神社登拝道入口に着いた。登拝道に入るとヒノキ林の中急坂が続いていた。汗びっしょりかいて直登するが標高差150mほどで30分で稜線に登りついて一息入れた。まずは稜線を左側に回って角蔵山を目指す。角蔵山踏んだ先行者が戻ってくるところであった。稜線上はしっかりした登山道が続いていたが途中から背丈ほどの笹が被さる道であった。角蔵山より高い前衛のピークを踏んで防火帯を10分ほど進んで櫓の下に三角点がある角蔵山山頂に着いた。周囲は背丈を超える笹薮であった。三角点のある櫓のすぐ近くには角蔵山・観音寺跡と書かれた白杭があった。さらにその奥に反対側から延びる道が続いていた。樹間に常念岳が見えたが少し遠かった。笹薮の中では休憩もままならず稜線を分岐に戻った。分岐からはわずかな時間で住吉神社のあるピークに着いた。小さな鳥居と社が立っていた。
住吉神社から古城山に下ったが尾根を間違えてすぐに気付き樹林帯をトラバースしながら世紀コースに戻っていくつかの堀切跡を越えて安曇野を眼下に見る岩原城跡の古城山に着いた。古城山に三角点はなく中部電力の基準点が設置されてあった。後方に常念岳・横通岳そして眼下に安曇野の北部を見下ろす岩原城跡はまれにみる好位置の山城であったことが窺えた。ランチ休憩の後崖を慎重に下って林道入口に戻った。




岩原城跡の古城山山頂と今も残る堀切跡


常念岳・横通岳 ← 古城山から → 安曇野北部

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