新発田市赤谷の山(赤津山・焼峰山)

赤津山 アカツヤマ 標 高 1408m 越後百山

山 域

飯豊
登 山 記 録
登山月日 2008年10月31日
登山経路 加治川治水ダム6:45〜赤谷林道〜登山口8:25/8:45〜山頂稜線11:30〜西ピーク12:00〜赤津山12:40/12:55〜山頂稜線14:10〜登山口16:10〜加治川治水ダム17:50
行動時間 登り 5時間55分 下り 4時間55分 合計 11時間05分(休憩時間を含む)
天  候 晴・曇
メンバー 単独

情  報

アクセス 加治川治水ダムまでは舗装道路
トレイル あまり歩かれてはいないようだが迷うことは無い 急坂とヤセ尾根が続く
水場・トイレ 水場は登山口までの沢水 トイレは赤谷林道入口にある
その他 湯の平小屋への赤谷林道は車両通行規制中であったが通行には問題なかった
自転車があれば時間短縮が図れる

山行記


登山道途中から見る赤津山(右奥)


二等三角点の山頂と後方は飯豊門内岳方面


加治川の対岸烏帽子山と山頂の雨量観測所

加治川治水ダム〜越後の秘湯湯の平小屋に延びる赤谷林道は今シーズンも通行止めであった。焼峰山に登ろうか赤津山にしようかと逡巡したが足は赤谷林道に向かっていた。閉鎖された赤谷林道のゲートをくぐると休憩舎があり、立派なトイレも完備されていた。
周囲の紅葉を見ながら林道を進む。良く整備されていて自転車でも問題なく進める勾配と路面状態である。林道の下の加治川治水ダムは洪水調節ダムのようで殆ど水を貯めていない。登山口があるはずの左側を注意しながら歩くこと1時間40分、少し開けた場所のブナ林の中に延びる登山道を発見した。林道入口からは7キロポイントを過ぎて15分ほど過ぎていたから8キロほど歩いていただろうかと思う。少し踏み跡薄いが急坂のブナの原生林の中にジグザグをきりながら登山道は延びていて間違いなく赤津山への登山道を確信する。
所々ロープも下げられたブナ林の急登を凌ぐと尾根道に出た。ここからはキタゴヨウマツに守られたやせた尾根を登る。7〜8回は小さなアップダウンを繰り返しながら高度を上げてゆく。ようやく右前方に赤津山らしき山頂が見えてくるのもここら辺りからだ。ヤセ尾根を登りきると一気に高度を稼ぐ急登となる。登りついた先に山頂稜線が目に入る。ここからは新雪を踏みようになるがまだまだ先は遠い。
山頂稜線にたどり着くと稜線漫歩が楽しめるが少々薮っぽい。途中には池もある山頂湿原である。赤津山山頂かと思わせられる西ピークに到着する。そして岩稜のギャップを隔てて赤津山が見える。40分ほど雪の岩稜を越えて登りついた峰には鉄塔についた雨量観測所があった。そこから5分ほどで難関・赤津山山頂に着いた。ピッケルの先で形作った山頂標識があった。
(赤津山は二王子岳から派生した尾根が胎内尾根の二つ峰で合流し門内岳に延びる稜線上の真ん中に位置する山であることが良くわかる。)
その先には今年春登った胎内尾根の二ツ峰から真っ白に雪化粧した飯豊主稜線門内岳に延びる稜線が見渡せるのであった。そして加治川を隔てた対岸には蒜場山〜烏帽子山〜大日岳のルートがおいでおいでしているのである。感慨にふけりながらおにぎりとリンゴを頬張る。
ゆっくりとこの景色を楽しみたいところであるが天候も怪しく霧雨も舞いだしてきた。それれよりももう13時近い時間である。帰りの時間を考えると下山を急がざるを得ない。雨着を着けて下山に掛かる。
登るときは下りの時間が気になって急かされる思いであったが、山頂を極めてしまえばそれほどのことは無い。紅葉と景色を楽しみながら急坂とヤセ尾根を下って16時10分に林道の登山口に下った。
林道は急ぎ足出歩いても登りと同じ1時間40分かかったが途中から懐中電灯を点けて18時前には加治川治水ダムに帰りつくことが出来た。

 


焼峰山 ヤケミネヤマ 標 高 1086m 越後百山

山 域

飯豊
登 山 記 録
登山月日 2008年11月1日
登山経路 新発田市赤谷・滝谷登山口8:50〜うぐいす平10:00〜焼峰山11:35/12:10〜うぐいす平13:15〜登山口14:05
行動時間 登り 2時間45分 下り 1時間55分 合計 4時間15分(休憩時間を含む)
天  候 雨/曇/晴
メンバー 単独

情  報

アクセス 滝谷登山口まで細いが舗装道路
トレイル 良く踏まれている
水場・トイレ 沢水あるが飲用は? トイレは無い
その他 加治川治水ダムからのコースはヤセ尾根のアップダウンが続き厳しそうだ

山行記


登山道途中から見る山頂と山頂標識


赤津山方面


内の倉ダムと蒜場山

新発田市赤谷の滝谷登山口に着いても雨は降り続いていた。しかし登山をあきらめるほどの雨でなくすぐに止みそうではあった。雨が小止みになるのを待って雨傘さして登山道に入る。
最初は杉林の中を行き、やがて雑木林に変わる。1時間ほど歩くと明るい尾根に出る。うぐいす平である。ここら辺りで雨も止むが霧の中である。登山道は少し傾斜をまして時々露岩も見える急登に変わる。しかし長い距離ではない。ここが山頂かと思うところに昭和31年12月に赤津山からの帰途遭難したと言う本田修蔵さんの慰霊の墓があった。山頂と勘違いし休憩していると霧が晴れてその向こうに本物の焼峰山が見えてきた。慌てて山頂を目指す。15分ほどで内の倉コースからの道を合わせ焼峰山山頂に到着した。
山頂からは内の倉ダム湖や、加治川治水ダムからの直登ルートの尾根が良く見えた。そして昨日登った赤津山から飯豊連峰の山々も展望できた。焼峰山〜赤津山までも尾根が延びているのであった。加治川対岸の蒜場山も霧に煙りながらも山頂を見せていた。「来年は蒜場山から烏帽子山までの残雪歩きもやるぞ」と思いを新たにしたのである。

三川温泉で汗を流し次の目的地貉ヶ森山を目指して西会津町に向かった。

 

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