真昼山地の山
(和賀岳・羽後朝日岳・白岩岳・真昼岳・女神山)

日本二百名山 和賀岳 ワガダケ 標 高 1440m

山 域

奥羽・真昼山地
登 山 記 録
登山月日  2003年6月14日
登山経路 秋田県大田町真木渓谷登山口5:35〜滝倉水場6:45/7:05〜薬師岳8:20〜小杉山8:55〜小鷲倉〜和賀岳10:00/10:15〜薬師岳11:35〜滝倉〜登山口13:15
行動時間 登り4時間25分 下り3時間 合計7時間40分(休憩時間含む)
天  候
メンバー 単独

情  報

アクセス 秋田県太田町、斉又川上流の真木渓谷に向かい,長い林道を30分近く走る。マタギ小屋跡から少し入った林道終点に車を止め、更に0.7キロ先に甘露水登山口
トレイル 僚船までは急坂も後は素晴らしい尾根歩きが続く
水場・トイレ 稜線までの中間点滝倉川に水場 トイレは無し
その他  
山行記


和賀岳山頂標識

秋田県太田町、斉又川上流の真木渓谷に向かい,長い林道を30分近く走る。マタギ小屋跡から少し入った林道終点に車を止め、更に0.7キロ先に甘露水登山口を確認する。
「降雨確率は20%と言うが山間地ではどうなんだろう」と思いながら支度を始める。雨中登山・強行ドライブが続いて疲れがたまっている。熊よけにと思っていたラジオが故障して不安が倍加する。
林道跡を15分ほど歩いて、まだ暗い甘露水登山道にはいると本当に熊が出てくるのではと思う。時々大声を上げるがなんだか声にも力が無くて、本当に山頂まで登り付くだろうかと心配だ。今日はやけにテンションが低い,鬱状態なのである。
ここの登り口も杉の造林地で、少し登ると素晴らしいミズナラの大木が群生していて圧倒される。やがてブナ林に変わり、稜線までの中間点滝倉川の水場にくると雨が本格的に降り出して雨着を着ける。パンとおにぎりを腹に詰め込む。滝倉避難小屋はきれいに片付けられて残骸も無い。どうせ撤去するのならお化け屋敷のようなものは残さないほうがよい。跡地はテンバとして安心して利用できる。登山道は緩やかにジグザグが切ってあり、目安には丁度よい標識も立てられていて、これなら初心者も安心して登れる。倉方を過ぎると小潅木の尾根道となる。疲れた体でゆっくり登ったのでコースタイムより時間が掛かかり、薬師岳には休憩も含めて2時間45分も掛かってしまった。
薬師岳山頂は低気圧の通過か、西からの強風が吹き荒れて吹き飛ばされそうだ。山頂から0.5キロの極楽平まで下る。まだ花開かないお花畑が見事である。更に大した高低差のない縦走路を小杉山、小鷲倉と歩く。笹原とお花畑の中、天気が良ければ素晴らしい稜線漫歩を楽しんでいるであろうと思いながら先を急ぐ。和賀岳まで1.4キロと表示のある小鷲倉で小休止する。
和賀岳へはきつい登りかと思いながら、広がり始めた一面のお花畑の中にチングルマの花を見ながら登っていると、突然和賀岳山頂標識が現れてびっくりする。ガスと強風の中、薬師岳から1時間半で奥深い真昼山地の主峰和賀岳を踏んで大感激である。和賀岳を独占して大声あげて万歳をする。
それにしても何という不思議な山頂だろうか、全山お花畑である。いくつか歩いた名山の中にこんな山ははじめてであり感激する。もう10日もしたら山の色が変わるくらいに花開くであろうと思うと時期の悪さを残念に思う。山の写真が撮れない分、咲き始めた花の写真を撮りまくる。風は相変わらずで辛抱も限界で休憩もままならない。15分の滞頂で残念だが山頂を後にする。
小鷲倉迄戻る頃には地元の2人組が登ってきた。この素晴らしさを誰かに話したくて、うずうずしていたので話が弾む。「素晴らしい自然を残してください」「その為には絶対に山頂に小屋を建てないこと」をお願いする。「地元では世界遺産に登録申請しようと言う動きもある」などと聞かせてくれてうれしい限りだ。この山こそが「カモシカ永井」探し求めてきた名山であるように感じるのであった。
出来たら又、来ようと思う。近くには「秘峰・羽後朝日岳」もあるし、この真昼山塊にはきっと足を踏み入れるであろうと思う。
登山道に現れる・・蛙の大群に辟易しながら、稜線を薬師岳に戻って樹林を下った。
登山口に戻ると早朝、私の後を追った地元の20人を超えるパーティと合流する。話を聞くと「薬師岳分岐で和賀岳への道を間違えて大甲に回り、「一日中藪を見てきた」とがっくりしていた。朝の憂鬱な気分とは打って変わり大変な発見をしたというとてもハッピーな気持ちで真木渓谷を下った。

 


縦走路から見る白岩岳と和賀岳
 
2005年7月の和賀岳に咲くニッコーキスゲ  宮沢和彦氏提供


霧の和賀岳山頂で見た花々
 


 羽後朝日岳  アサヒダケ 標 高 1376m 日本の山1000

山 域

 真昼山地

登 山 記 録
登山月日 2014年9月9日
登山経路

部名垂沢登山口5:50〜最終堰堤6:50〜二俣8:20/8:30〜稜線10:20〜朝日岳11:15/11:55〜稜線下降点12:40〜二俣14:40〜(ロス約20分)登山口17:10

行動時間 登り 5時間25分 下り 5時間15分 合計 11時間15分 (ロスタイム・休憩時間を含む)
天  候
メンバー 単独

情  報

アクセス 夏瀬ダム上流から分岐する部名垂林道1.5キロほど入る 林道は荒れてはいるが問題なく入れた
トレイル 最終堰堤までは左岸の河畔林の中赤布追う 二俣から稜線までは滝が連続する部名垂沢核心部の沢遡行 稜線には灌木帯・草原の中に薄いながらも登山道がある
水場・トイレ 沢水随所で取れる トイレはない
その他 滝の高巻にはロープが下がり、要所要所に赤布があり、慎重に歩けば問題ない
山行記

「朝日嶽」と彫られた朝日岳山頂の石碑・稜線に立って初めて見えた朝日岳


国道46号線を奥羽本線刺巻駅から500mほど北に進み、田沢湖生保内を右折して生保内川を渡って集落内を走る。集落終点から生保内川沿いの林道に入り、20分ほど進むと夏瀬ダム湖畔に出る。ダム湖畔から左に分岐する部名垂林道があり、ここに「部名垂沢」の標識があって、迷うことなく「朝日岳登山口」になる駐車場に車をつけることが出来た。

駐車場には今日朝日岳に登っているものと思われる、登山者の習志野ナンバー軽自動車が一台停まっていた。
駐車場でゆっくりと寛ぎながら部名垂沢の下見をしたりして時間を過ごし、下山して来る者から情報を得ようと期待したが、日が暮れても登山者は下山してこなかった。中秋の名月の翌日で、スーパームーンが、奥深い部名垂沢に輝いていた。

満月に照らされた夜は明け、沢遡行準備も揃えて駐車場所を5:50に出た。
出発時になっても習志野ナンバーの主は現れず、「山中で幕営していて、途中で交差するのかな」と思い、それほど気にすることもなかったのであるが・・・。部名垂沢入り口には朽ちた看板跡があるが、看板は見つからない。10分ほどで部名垂沢の川原に出て、右岸から左岸に最初の徒渉である。水深も水量もそれほどでなく、巾2mほどを勢い付けて飛び越えた。川原を少し上流に進み、河畔の藪をかき分けると赤布が下がる薄い踏み跡に出て、この後は赤布を追うことになる。
薄暗い河畔の道を進み、砂防堰堤を4つほど過ぎて、1時間ほどで最終堰堤を越えた。堰堤を越えた川原で転石に腰を下ろして朝食を摂った。最終堰堤からは、土石流で押し出された巨岩・巨石ゴーロ・ゴロの広い川原を飛び石伝いに徒渉を重ねながら遡行して行く。最終堰堤から1時間半ほどで右側から沢が合流する最初の二俣に着いた。右・左とも同じくらいの大きさの沢だが、左俣(右岸)が部名垂沢の本流だ。そして初めて滝が現れた。ここで登山靴を脱いで地下足袋に履き替えた。登山靴でも良さそうだが、濡れるのを嫌って飛び石伝いをすると滑る危険がある。底の柔らかい地下足袋は岩や転石をしっかり捉えることができるから沢靴代用に十分だ。膝下はズボンをまくり上げてスパッツを付けた。あまり見栄えは良くないが、安全・実用第一の沢登りスタイルである。最初の滝を左側から高巻くと、再びゴーロの沢になり傾斜が増してきた。そして又右側から沢が合わさる二つ目の二俣に着いた。右側からの沢は滝が一気に下っていた。ここも左俣の本流に入り、いよいよ滝が連続する部名垂沢の核心部に入って行く。


部名垂沢核心部の滝






滝の連続する区間は要所要所にロープと赤布が下がり、緊張しながらも慎重に歩けば道迷いや滑落の危険は少ない部名垂沢核心部であった。


大きな滝を5カ所ほど越えて、水流が細くなった最後の滝

最後の滝を超えると涸れ沢になっていた。周囲の状況から稜線も近づいたことを感じながら、ゴーロの涸れ沢を登り上げて行くと、やがて小灌木帯に入り赤布を追うと稜線に登りつくことができた。登山口からは4時間半かかって10:20である。登って来た部名垂沢を見下ろしながらここで大休止した。
稜線上は胸丈位の小灌木帯であるが、灌木の下にはしっかりと登山道がついていて安心して歩ける。僅かに稜線を進むと、左前方に初めて羽後朝日岳が現れて感動である。なおも前進し、前衛の小ピーク手前から膝丈の笹原と草地になり、登山道も顕著に見えるようになった。「いつ開かれた登山道なのだろうか」と、気になるところではある。小ピークからは稜線を少し下ったところをトラバースしながら朝日岳に近づいて行く。そして登山口から5時間半の11:15、とうとう「羽後朝日岳」山頂に立つことができた。
山頂標識の下には「朝日嶽」と刻まれた石碑が草叢に横たわっていて大興奮。草地に腰を下ろして周囲の展望を楽しみ、昼食をとりながら40分ほどの山頂ステイ。
「下山も登りとそれほど変わらぬ時間がかかるな」と思えば、長居は出来ない。11:50に羽後朝日岳を後にした。
前衛ピーク付近はお花畑が広がり、ウスユキソウが名残の花を咲かせていて、ハクサンフウロやアキノキリンソウ・ミヤマリンドウなどが咲き誇っていた。


後方の秋田駒ヶ岳方面・来し方の前衛ピーク


白岩岳と後方は和賀岳?・ウスユキソウの名残花

稜線の下降点で一息入れ、涸れ沢の急坂を下って行く。涸れ沢を下り、滝の連続する部名垂沢核心部は慎重に下り、下の二俣には稜線下降点から2時間もかかり、登りよりも時間がかかってしまった。


羽後朝日岳は遭難多発地帯

広い川原に出て地下足袋を登山靴に履き替えた。予定より少し遅れ気味で休憩も取らずに川原を歩いていると、上空にヘリコプターが飛来して山中を飛び回り始めた。「あっ、これは駐車場にあった習志野ナンバーの登山者の捜索だな」と直感した。今日の羽後朝日岳山中誰にも会うことの無い貸切状態であった。最終堰堤付近まで川原を下ると、秋田県警のヘリが私の頭上でホバーリングして、突然呼び掛けられた。山中に響く大きな音量で「ナガノのナガイさんですか」私も頭上で手で大きく〇をして返答した。「ナガイさんと確認しました。気を付けて下山してください」と声かけてヘリは飛び去った。
最終堰堤からは朝歩いた左岸の河畔を赤布を追ったが、最後の右岸への徒渉地点付近で道を見失い、一つ下の堰堤まで下ってしまったが、すぐに気付いて登り返し、朝徒渉した地点に出ることができた。この間20分位のロスタイムである。
徒渉地点で頭から沢水を被って顔を洗ったが、着ているものは藪漕ぎと沢登り(下り)と川原歩きのため、汗と泥に汚れていてドロドロである。
朝5:55に出て、山頂まで5時間半、山頂で30分ほど休んだ後5時間かけて、17時過ぎに下山したので、11時間を超える羽後朝日岳登山であった。
河畔の道を登山口の駐車場所に戻ると案の定秋田県警車両と消防署の車両が待機していた。
警察官から「長野のナガイさんですね。車のナンバーから永井さんと分かり、自宅に問い合わせ、携帯電話の番号も分かったので山中に連絡しましたが、届きませんでしたね。色々情報お聞かせください」。「実はこの軽自動車の方が5日間ほど連絡がとれなくて家族の方から捜索願が出たので今日から捜索に入りました」と話しかけられた。私も「昨夜から心配していて、山中気を付けながら歩いたが手がかりは何もなかった」と聴き取りに応えた。持って行った地形図を出して、歩いて来たコースやその状況などを説明すると、お巡りさんも大変親切に対応してくれた。「又何か聞きたいことがあったら電話しますからご協力ください」と言って、消防署の車と2台、私より先に部名垂林道を下って行った。事情聴取を終えた後、着衣を全部着替えてさっぱりとして、私も意気揚々と部名垂林道を夏瀬ダム上流に下り、生保内川林道を集落方面に走った。
生保内川林道途中で車を停めて話しかけられる。「日本山岳会の秋田支部のコンノですが朝日岳登ってきましたか?千葉ナンバーの車有りませんでしたか」という問いかけである。秋田県警とのやりとりを伝えると、「習志野ナンバーの登山者は千葉県の日本山岳会会員で、私も捜索に加わっています」「何か又聞きたいことがあったらお願いしますから名前と電話番号教えてください」と言われるので、名前と電話番号を紙に書いて渡した。
行方不明者の方見つかったのでしょうか。(1年後もまだ見つかっていない)

 白岩岳  シライワダケ 標 高 1177m 日本の山1000

山 域

 真昼山地

登 山 記 録
登山月日  2014年9月8日
登山経路

 入角沢林道終点登山口7:00〜白岩岳9:10/9:50〜登山口11:00

行動時間   登り 2時間10分 下り 1時間10分 合計 4時間 (休憩時間を含む)
天  候  晴
メンバー  単独

情  報

アクセス  入角沢林道は約5キロ入るが結構整備されている
トレイル  入口に藪被さるがその先は杉林・雑木林の快適トレイル
水場・トイレ  山中一か所湧水取れるがトイレはない
その他  山頂から和賀岳への縦走路がある
山行記

白岩岳登山口と和賀岳縦走路の山頂

「みずほの里ロード」の仙北市と大仙市境に入角沢林道があり、林道入り口に「白岩岳登山道」の標識があった。
入角沢林道を4キロほど入った、前夜車を停めた場所は林道の分岐点で、夜明けに轍がしっかり残る左側に分岐する林道を10分ほど走ってみたが、入角沢と離れるばかりだ。分岐地点に戻り、少し荒れた林道を直進すると白岩岳登山口でたった。入角沢林道を5キロほど入ったところで、ここまで入れば山頂まではそうは時間がかからない。今日は白岩岳だけの予定で、気が楽だ。
登山道入口は藪が被さっていたが、その先は良く整備されていて道標もしっかりと立っていた。杉の造林地から雑木林を歩き、2時間ほどで白岩岳に着いた。山頂からは和賀岳方面への縦走路が延びていて、さらに展望の良い白岩薬師への道が分岐していたが、山頂は縦走路の突起と云うあまり良い風情とは言えない。山頂手前の開けた場所に戻り、朝食を摂っていると、地元の単独行者が続いて登ってきた。山頂を踏んで戻ってきた登山者としばし山談義の後、私は先に下った。


 真昼岳 マヒルダケ  標 高 1060m 日本の山1000

山 域

 真昼山地

女神山 メガミヤマ 標 高 956m 東北百名山 山 域  真昼山地
登 山 記 録
登山月日  2014年9月7日
登山経路

 峰越林道峰越口6:50〜音動岳〜真昼岳8:15/8:35〜兎平分岐9:30〜女神山10:40/11:05〜兎平分岐12:00〜真昼岳13:10/13:30〜登山口14:40

行動時間  女神山まで往復縦走 合計 7時間50分 (休憩時間を含む)
天  候  晴
メンバー  単独

情  報

アクセス  峰越林道は美郷町側からは良く整備されていて利用者も多い
トレイル  真昼岳までは笹原も笹が被さる 女神山までの縦走路は快適トレイル
水場・トイレ  水場・トイレともにない
その他  峰越口は秋田県側、兎平は岩手県側からよく登られている人気の山
山行記

真昼岳山頂(後方右奥が女神山)

真昼岳赤倉登山口付近から峰越林道を30分近く走り、岩手県との県境の峠の、峰越登山口はすでに稜線まで上がっている。
ここから2.5キロ先の真昼岳、さらに5キロ先の女神山まで往復縦走のロングコースを歩くので、少し気合いを入れて6:50に縦走路に入った。残念ながら画像がほとんどピンボケ状態で貼れるものが無い。
縦走路に入ると笹が被さる登山道で、すぐに膝下が濡れた。最初のピーク音動岳を越えて、アップダウンの稜線を歩き、赤倉登山口からの道を合わせて、1時間半ほどで真昼岳に到着した。今日は天気の崩れは心配ない。山頂に立つ避難小屋(内部は神社になっている)の横で朝食を摂っていると、赤倉口から登って来た地元の岳人が続き、付近の情報を色々と教えてくれた。
しばし山談義の後、私は「これから5時間かけて女神山まで往復して来る」と伝え、女神山への縦走路に入った。
笹原の真昼岳を下って急坂を過ぎると樹林帯に入り、下りきると再び笹原の広がる縦走路に変わった。途中岩手県側の兎平登山口に下る分岐が縦走路の中間点である。縦走路の高みで一息入れた後は女神山まで休みなしで歩き、真昼岳からは2時間ほどで到着した。女神山山頂は展望もない樹林の中です。
山頂で昼食休憩していると後続がすぐ続いて到着した。地元の岳人・アサノ氏で、山談義を楽しみながら昼食をとった。
さらに地元の4人組も到着すると山頂を譲って真昼岳目指してアサノ氏と二人で縦走路を戻る。アサノ氏は健脚ですぐに私を置いて先を行く。兎平の分岐に来ると休憩中のアサノ氏と再合流で、善知鳥口に車を置いてきたと云うアサノ氏に「真昼岳に登り返して峰越口に回って私が車で善知鳥口まで送ってあげる」と誘った。
縦走路を先に歩いていると真昼岳への急坂にかかる頃にアサノ氏追いついてきた。私の誘いに乗ったようだ。真昼岳への登り返しは、きついところもあったが、往路と同じ時間で女神山から真昼岳に戻ることができた。縦走路でも大勢の登山者と行き交い、真昼岳山頂は地元の登山者で大賑わいであった。
峰越口からは手軽に登れる真昼岳、休日はいつも賑わっているのだろうと思う。
朝と同じ場所に腰を下ろし、軽食を取りながら休憩した。アサノ氏と縦走路を峰越口に回り、林道を下って善知鳥口にお送りしてお別れした。女神山までの往復は休憩を含めて9時間でした。
アサノ氏、秋田の岳人でとても好感のもてる好青年です。これからの東北遠征ではまた一緒に山登りをお約束しました。


樹林で展望のない女神山山頂

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