南蔵王の山
(屏風岳・不忘山・蛤山・青麻山)

屏風岳 ビョウブダケ 標 高 1817m 一等三角点百名山

山 域

南蔵王
不忘山 フボウサン 標 高 1705m 花の百名山

山 域

南蔵王

 
屏風岳と不忘山山頂


縦走路の初めの杉の峰と終点の不忘山


山腹の紅葉


アルペンムードが漂う


ハイマツの稜線の先に南屏風岳

登 山 記 録
登山月日 2005年10月10日
登山経路 蔵王エコーライン刈田峠登山口6:55〜杉ガ峰7:45〜屏風岳8:30〜南屏風岳9:00〜不忘山9:25/9:35〜屏風岳10:35〜杉の峰11:20〜刈田峠登山口12:10
行動時間 登り2時間30分 下り2時間35分 合計5時間15分(休憩時間を含む)
天  候
メンバー 単独

情  報

アクセス 蔵王エコーラインは何も問題なし
トレイル よく踏まれているが、屏風岳への登りは巨石・泥濘の悪路が続く
水場・トイレ 無し
その他 紅葉も見事であるがやはり花の季節がベスト

山行記

蔵王エコーラインの刈田峠はガスの中であった。
バス停付近に車を止めて、雨着を着けて先行者の後を追う。
南蔵王縦走路への登山口はバス停からわずかに山形県よりである。一旦下って良く整備された登山道を前山・杉ガ峰と越えてゆく。再び芝草平まで下ると高層湿原になっていて木道が設置されていた。ずいぶんと広い湿原のようであるが霧の中で何も見えない。「人気のトレイルであるから、よく整備されているなー」と思ったのも、つかの間であって、屏風岳への最後の登りは巨石の中の泥濘の道であった。
ここで先行者を捕らえるが、先行者もさる者、ゴム長靴を履いたベテランで私の気配を感じると急ぎ足となり二人で息を切らせて屏風岳山頂まで競争になる。一等三角点の山頂で一息入れる私を尻目に先行者は先を行く。
南屏風岳まではハイマツ帯の稜線でアルペンムードが漂っている。ここで雨着を装着する先行者を再び捕らえる。
南屏風岳からは大きく下り、ガレ場もある。露岩の尾根を登り返して花の名山・不忘岳山頂に到着した。
先行者とは同着であった。新潟からの登山者で私とは同年輩氏であった。
息子を車に残していることもあって、パンを一かじりして復路にかかる。南屏風岳に登り返すころには、晴れ間も広がって周囲の展望が開ける。紅葉とハイマツのコントラストが美しい。花の名山の面影を残すお花畑も草紅葉を彩っている。
一等三角点百名山屏風岳・花の百名山不忘岳は霧の中であっても私の脳裏に思い出となる山で、ぬかるみの中を上ってくる登山者にこの山の人気の高さをうかがい知ることが出来た。


蛤山 ハマグリヤマ 標 高 1010m 日本の山1000

山 域

南蔵王
登 山 記 録
登山月日 2010年11月26日
登山経路 大萱林道登山口12:50〜蛤山山頂13:55/14:00〜大萱登山口14:50
行動時間 登り 1時間05分 下り 50分 合計 2時間 (休憩時間を含む)
天  候
メンバー 単独

情  報

アクセス 登山口手前2キロは荒れたダートの林道
トレイル あまり歩かれてはいない
水場・トイレ なし
その他 南蔵王青少年旅行村からの登山口がメインルート

山行記


蛤山山頂と三角点


山麓から見る蛤山と登山口付近で

半田山を下りた後、小坂峠を越えて宮城県・七ヶ宿町に入りR113に出る。桑折町から小坂峠を越える道は山形・秋田を越えて青森に延びる羽州街道の始まりで、由緒ある峠である事を知る。やがて大きなダム湖・七ヶ宿湖が現れる。湖畔の道の駅で休憩し昼食をとり、蛤山の情報を聞く。日の短いこの時期でも午後から登山でも明るいうちに下山できる事を確認し登山口に向かう。南蔵王青少年旅行村の登山口に着けるつもりが、手前の林道に入ってしまい、そのまま細い山道に進むと蛤山登山口の看板があった。荒れた林道を0.6キロほど強引に進入すると大萱登山口であった。踏み跡も薄く、落ち葉で隠されがちの雑木林の登山道を進む。ここもそれほどきつい傾斜ではなく、汗もかかない。やがて山頂に登りついたと思う場所に三角点があったが山頂標識は無かった。そのまま山頂稜線を10分ほど進むと祠があり、蛤山山頂の標識が立っていた。しかしちっとも山頂らしい山頂ではない。最高点は更に10分ほど先にあるらしいがそのまま往路を下った。

下山後、青少年旅行村付近に車を走らせる。廃墟に等しい建物とキャンプ場が有ったが、利用するものも少ないのだろうかと寂しい限りの施設であった。更にその先に車を進めると南蔵王の山々が残照に照らされて輝いていた。
蔵王山中に延びる林道や、山脈を横断する道路は今日冬季閉鎖したことをラジオの交通情報が伝えていた。


七ヶ宿湖と南蔵王

 


青麻山 アオソヤマ 標 高 799m 日本の山1000

山 域

南蔵王
登 山 記 録
登山月日 2011年10月2日
登山経路 蔵王町青麻山遊歩道(無線中継所)5:45〜青麻山6:40/6:50〜登山口7:25
行動時間 登り 55分 下り 35分 合計 1時間40分 (休憩時間を含む)
天  候
メンバー 単独

情  報

アクセス 無線中継所(電波塔)までは舗装道路が延びる
トレイル 良く整備されたトレイルも最後は急坂
水場・トイレ 登山口にもない
その他 蔵王連峰主峰の好展望台の山

山行記


登山口付近から見る青麻山とその山頂

前夜青麻山にカーナビをセットすると青麻山遊歩道の終点無線中継所まで乗り入れることが出来た。夜が明けるのを待って登山道に入る。一旦50mほど高度を下げて緩く登ってゆく。そして青麻山の山体に取り付くと、一気に高度をまして山頂に続いていた。山頂からは東側に太平洋側が望まれ西側は蔵王連峰の主峰を望む絶好の展望台となっていた。リンゴの皮をむき、パンをかじって朝食をとりながら今回の東北山行を締め括った。

 

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